''「錬結晶」を巡り、新たなる冒険が始まる。''
かつて、大陸北東には「ベルク王国」と呼ばれる小国が存在した。
大陸辺境の小さな国ではあったが、錬金術に使用する特殊な鉱石「錬結晶」が発掘できたため、
長らく巨大国家イシュレニア帝国と、この「錬結晶」を取引することで生き延びてきた。
ドグマ暦マドラス帝25年。
イシュレニア帝国と魔法国家アスヴァーンの緊張が高まる中、
更なる力を欲するイシュレニア帝国が突如としてベルク王国に侵攻。
敗北を悟ったベルク王国は、王家の血を引く者とその影武者に
王家に残る最後の「錬結晶」を持たせて大陸各地に逃し、滅亡する―。
それから13年後、ドグマ暦マドラス帝38年盛夏。
イシュレニア帝国軍は魔法国家アスヴァーンへの侵攻を本格化、
決戦兵器の"騎士"を投入し、アスヴァーンと同盟していた城塞都市ザームガンドに侵攻する。
勢いを増す"騎士"の攻撃の中、この街に住む主人公も戦火に巻き込まれる。
列車部隊に救われ九死に一生を得た主人公は、
部隊に所属するアンヴィエッタから、「錬結晶」を授けられる。
列車部隊の目的は、ベルク王国に眠ると言われる巨大な「錬結晶」の力をもって、
イシュレニア帝国の決戦兵器"騎士"に対抗することにあった。
伝承では、ベルク王国に眠る巨大な「錬結晶」は、
王国滅亡の際に逃された王家の血を引く者のみが使えると言われている。
―そして、
列車部隊がベルク王家の血を引くものを探しながら、ベルク王国を目指し始めるのと時を同じくして、
謎の組織「黒翼」もその姿を現し始める。
「列車部隊」、「黒翼」、そして強大な"騎士"を擁する「イシュレニア帝国」。
多くの思惑が入り乱れながら、物語は紡がれていく。