VR・ARコーナー看板の真下に構えているグランディングのブースに出展された、『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』。
そこで、我を忘れる勢いで踊ってきたので、その模様をお届けしたい。
そもそも、このゲームの元になった『スペースチャンネル5』を知らない人もいると思われるので、やんわりと説明したい。
世紀末が間近に迫った間近の1999年12月、ドリームキャスト用ソフトとして販売され、宇宙放送局スペースチャンネル5の新人レポーター「うらら」が、踊りながら事件のレポートを送るついでに事件を解決してしまう、という内容のゲーム。
レトロフューチャー感あふれる世界観、うららを始めとした魅力的な登場キャラや、ゲームの終盤に心を打たれた人も多い。
続編であるパート2まで出ているが、このVR版は初代をベースにした新作である。
プレイヤーは、スペースチャンネル5の新入社員であるスペース双子「ルー」「キー」となり、新人研修中に発生した事件を、新人研修官に出世した「うらら」とともに踊りながらレポートする。
ゲームのルールは至ってシンプルで、前半のお手本パート(8拍で構成されるが、ゲームの後半では16拍に延長されるシーンもある)で踊りの指示が出され、後半の操作パートで指示通りに、かつリズムに合わせて踊る。
例えば、「アップ・ダウン・アップ・ダウン・シュート・シュート・シュート」と指示された場合は、リズムに合わせて「上・下・上・下・Aボタン・Aボタン・Aボタン」と操作する。
VR版では、ボタン操作ではなく腕を指示通りに動かす必要があり、シュートは腕を前に突き出す。
また、両腕を拡げるポーズや貯めシュート、相手の攻撃を避ける場面に遭遇する時もあるが、これらはお手本で指示されたポーズと同じ様に腕を動かせば良い。
では、実際に体験した時の模様をお伝えしよう。
スタッフの方にHMDとヘッドフォンを取り付けてもらい、少し待つとゲームが開始される。
最初は新人研修として操作説明があり、うららの指示通りに腕を動かしていく。
ひととおりの操作説明が終わると、宇宙空港で怪事件が発生したとの事で、うららと一緒に向かう事になる。
現場に到着すると、「モロ星人」と呼ばれる宇宙人と、彼らに踊らされている一般人たちに遭遇し、踊りながらレポートしつつ、一般人を救出する事になる。
前述のとおり、腕を動かして操作すれば良いのだが、キチンとリズムに合わせて動かしていけば、そのとおりに踊ってくれる。
ただ、つい熱が入ってしまい、全身を動かしてしまう事が多々、あった。
その為、画面に何度か「操作エリア範囲外です」の表示が出てしまい、スタッフの方に位置を直される事になってしまった。
実際、終了後に「そこまで身体を動かさなくても良いです」と苦笑しながら言われてしまったので、製品版が発売されてから遊ぶ人は注意して欲しい。
つまり、それだけ熱中できる程、このゲームに没頭できたという事である。
個人的には、うららの背中を見ながら一緒に踊る事ができただけでも感慨深いものがあった。
シリーズのファンのみならず、リズムアクションが好きな人には是非とも、体験して欲しい。
余談になるが、ゲーム終了時に「シチョーリツ」と称される踊りの成功率が表示されるのだが、前述のエリア外で操作不能になった事が響いて、98%に留まった。
公式ポータルサイト:http://ch5.sega.jp/
スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー公式サイト:http://sc5-vr.com/