果てなき旅:スパルタでの食事で、アレクシオス/カサンドラ の家族に纏わる物語は終わりです。
終了後にスタッフロールが流れたりすることもなく、あっさりとそのまま続きますが、これで一旦のエンディングとなります。
フツーに進めていても8割。
「扇動者クレオン」を倒した(というか嬲り殺した)あと、残ってるのは「クロノスの亡霊」ぐらいだったり。
その正体は唖然呆然だが、「彼女」(「女」だというのは集積情報から割と早く判明します)から理路整然とした説明を聞ける。
「亡霊」の意味も冷酷非情なデイモスによって暴走したクロノスを止める側に立つ主人公を後援すべきだという判断。
そして彼女のしてきたことは徹頭徹尾一貫していた。
それどころか口説ける・・・ってそりゃさすがにペリクレスに悪いわっ。
倒す?赦す?は選択次第。
むしろケジメの方が深刻。
「伝説の怪物たち」を倒して回収した秘宝をアトランティス封印のために収めたならば・・・。
「女神」からの託宣に主人公以上に取り乱した「彼」がすっかり乱心する。
やはり人は長く生き続けるべきものではない。
確実に自分より先に「愛する者たちの死」が訪れるのだ。
ペリクレス、ポイベー、ブラシダス・・・皆先に逝ってしまった。
いずれはバルナバスやヘロドトス、残された家族たちとも悲しい別れが訪れる。
そして「英雄」とはなにものにも囚われず、なににも執着せず、ただ世界のための奉仕者でしかない。
「ゴメンね、お父さん」。
ダフネさんの「害獣駆除依頼」は完全に終わってるならいいや。
「屁こきブタ」とか残ってたならやらねばっ。
主人公の真の終わりは「杖」を彼女に託した時点となる。
長すぎた人生でも変わらなかった主人公はすべてを見てきた。
数々行われた戦争の空しさと愛する人々に先立たれる虚無感。
アサシンたちとテンプル騎士たちの戦いも常に空しい終焉だった。
多大な犠牲が生じるか、愛憎入り交じった「彼等の物語」は連綿と繰り返されてきた。
それでもレイラには情報が欠けていた。
まだ主人公の軌跡として知らなければならないことが多すぎる。
「アニムス」を起動させて「真実」を知らなければならない。
そして、物語は続くのだ。
まずは暗号の収集と入力だ。
ゲームクリアしても追加シナリオを含むクエストは山積状態。
ロケーションもすべては行っていない。
余程の事情がなければ決着などつかないペロポネス戦争の趨勢もどうでも良くなっている。
それよりも「今そこにいる人たちの悩み」と「第一文明遺産に翻弄される人々の救済」。
まぁ、「傭兵」としてたまに介入するのもいい。
だが、自分は「英雄」なのだ。
ランク1に立ってもまだ先はある。
ランクS4。
頂点にはかつてないレベルの強敵が君臨している。