>複数国の共同開発計画で開発された多目的戦闘機。デルタ翼による飛行安定性を有し、対象を問わず高い攻撃力を発揮する。
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*概要
*機体性能
*特殊兵装
*機体について
-イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの共同開発によって生まれた戦闘機。正式名称はユーロファイターで、愛称は“暴風”(Typhoon)。第4世代戦闘機を軸に、第5世代戦闘機の一部機能を含んでいる第4.5世代ジェット戦闘機、その代表格である。1994年の初飛行以来、2017年11月時点で524機が生産、各国に配備されている。ユーロファイターの特徴は、カナード翼とデルタ翼を組み合わせた独特の形状。デルタ翼とは、ギリシャ文字のΔ(デルタ)に由来し、翼の形状が似ていることからそう呼ばれている。高速飛行、機動性に秀でる一方で、安定性では劣っているため、揚力を生み出せるカナード翼を設けることで、機体が抱える弱点を解消した。
-高い安定性と運動性能を併せ持つユーロファイターは、システム面でも優れている。電子機器による姿勢制御で高い機動力を確保するCCVシステムを始め、パイロットのヘルメットに情報を表示させるHMSS、声でデータ入力、モードの切り替えが可能な音声認証システムを搭載。パイロットが操縦に集中しやすい環境を完備している。