#contents
*2つの記憶
発端は数日前――
14回目の誕生日を間近に控えた「アシュレイ」の元に、差出人不明の小包が届く。
入っていたのは、3歳のときに死んだはずの父からの手紙と、1台の機械。
>愛するアシュレイ
14歳の誕生日を一緒に過ごそう
ブラッド・エドワード島で君を待っている
>リチャード
複雑な気分のまま、父の手紙に導かれブラッド・エドワード島を訪れたアシュレイ。
意を決して島の奥へと進む少女の前に現れたのは、長い間さまよい続ける少年のゴースト「ディー」だった。
死んだはずの父を捜したいアシュレイと、生前の記憶を取り戻したいディー。
ふたりは互いの目的を果たすために協力し合い、謎に満ちた屋敷へと足を踏み入れるのだった――