1999年8月。
突如として東京の東側で大爆発が連鎖的に発生。
9万人が死亡するという大惨事となった。
政府の正式発表によると、原因は、地下鉄工事中に噴出した天然ガスによるものとのことで、
この事故の発生により、21世紀に入ってからの東京の都市計画は大幅な見直しを余儀なくされることとなる。
2019年2月。
港区・江東区方面に半径2キロの大規模な崩落が発生し、
またしても18万人が地中に飲み込まれ死亡する事態となった。
原因としては、同時期に地球に接近していた
小惑星89959番の影響によるものとの声もあるが、真実は明らかになっていない。
これは、東京の復興を旗印に掲げた、2020年東京オリンピックまで
あと一年というところで起きてしまった、皮肉な大惨事であった。
2033年3月。
一連の事故の修復としての東京再生計画工事がとうとう完了する。
が、それと同時に、またしても崩落が発生。
しかも今度は、港区のほぼ全域を飲み込んだその巨大な穴から、
得体の知れぬマモノ達が次々と湧き上がり、人々を襲い始める。
こうして東京は、日本から、世界から隔絶されることになる。
そして2049年
だから、何度死んでも戦ってもらう