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#contents
*作中に登場する勢力の目的とは?
**作中に登場する勢力の目的について
-一言で言うなら「上位者という、人智を超えた存在になろう」である。
--ビルゲンワースがヤーナムの地下で上位者の存在を感知したのが始まりとなった。
--ビルゲンワースは思考の次元を高め、脳に瞳を得ることで人類が上位者と並ぶことを目指した。
それに異議を唱えたのが、ローレンスであり、彼はビルゲンワースの学長ウィレームと決別し、医療教会を創設した。医療教会は、上位者の血を体に取り込み、自らも上位者になることを目的とする。
--後に、医療教会を二分する勢力、聖歌隊とメンシス学派が生まれる。
--聖歌隊は、上位者が上位者たる存在へと至った要因に宇宙との接触を考えた。以降、彼らは宇宙との交信を求めた。
--メンシス学派は直接上位者を召喚することで、脳に瞳を得て上位者となることを目指す。作中で主人公が終わらせなければならない、獣狩りの夜の原因となったのは、メンシス学派が呼んだメルゴーの乳母だと考えられる。
--メンシス学派は直接上位者を召喚することで、脳に瞳を得て上位者になることを目指す。作中で主人公が終わらせなければならない、獣狩りの夜の原因となったのは、メンシス学派が呼んだメルゴーの乳母だと考えられる。
--ローレンスとウィレームの会話シーンで、ウィレームは「君''も''裏切るのだろう」と言っている。つまり、ローレンスよりもさきに裏切り者がいたということだが、作中で明言されているビルゲンワースの裏切り者は、ローレンスを除けばカインハーストへ向かった者たちのみ、である。
--本作は、上位者になる、あるいはそれらに伍する存在になろうとする者たちの物語であり、ビルゲンワースの壮大な内輪揉めなのだ。
*エンディングについて
**狩人の夢について
-3本目のへその緒の説明によれば「青ざめた月」との邂逅が起源とされる。
--作中で登場する「青ざめた血」が、赤い月を持つ空と、月の魔物を示している。邂逅と言うのだから、おそらく、狩人の夢の誕生には月の魔物が関わっているのだろう。
--捨てられた古工房では、館で3本目のへその緒、髪飾り、人形の装備一式を手に入れることができる。ビルゲンワースにあったメモ「ローレンスたちと月の魔物」と示し合わせれば、ここでローレンスたちが上位者を呼び寄せる儀式を行った可能性が高い。3本目のへその緒を使い、上位者、月の魔物と邂逅を果たしたローレンスたちだが、同席していたゲールマンは月の魔物に取り込まれ、以降、狩人の夢に住む狩人となり、月の魔物を守ることになった。そして、月の魔物とゲールマンが出会った場所を模して、狩人の夢が作られた、とも考えられる。事実、狩人の夢と、捨てられた古工房はほぼ同じ構造をしている。
--3本目のへその緒は、捨てられた古工房のほかに、アリアンナが生んだ赤子、赤い月が出た後のヨセフカ、上位者、メルゴーの乳母から入手できる。赤いローブを羽織った男や、尼僧アデーラを倒すとカレル文字、オドンの蠢きが手に入る。オドン教会に上位者、オドンがいた可能性は高く、アリアンナやヨセフカはオドンによって赤子を身籠った、あるいは身籠りつつあったと言えるだろう。
--捨てられた古工房に3本目のへその緒があったということは、月の魔物との邂逅の際には、少なくとも、ローレンス、ゲールマン、そして女性は1人いたことになる。側に打ち捨てられた人形、人形はDLCの時計塔のマリアと酷似しており、上位者の赤子を身籠ったとも考えられるが、明言はされていない。
**上位者について
-人智の及ばぬ、人ならざる者たち。
-姿を持たないオドンや、アーモンドのような頭と無数の脚を持つアメンドーズ、細い体と触手を持つ月の魔物など、姿形に統一性はない。
-白痴の蜘蛛、ロマや、星の娘、エーブリエタースは眷属とされており、上位者には少なくとも、通常型と眷属型がいるものと思われる。
-出自は不明だが、人から上位者になることは可能である。(ロマはゴースの瞳を与えられ、主人公は3本目のへその緒を使った)
**エンディングについて
-''ヤーナムの夜明け''
--メルゴーの乳母を狩って役目を終えた主人公が、ゲールマンによる介錯を受け、長い夢から覚める。デュラは、旧市街で獣の正体に気づき、守ることを決めた。アイリーンは狩人狩りとして、ヤーナムで血に酔った標的を狩っている。登場する元夢の狩人たちはなんらかの理由があって、ヤーナムに留まっている。主人公はもう蘇ることはできないが、そもそもヤーナムに残る理由はない。獣狩りの夜はくり返され、夢に囚われたゲールマンも変わらない。主人公は夢から解放されたが、物語的にはなにも解決していない。
-''遺志を継ぐ者''
--介錯を拒み、最初の狩人であるゲールマンを倒した主人公。その後に出現した月の魔物に取り込まれ、ゲールマンの役目を継ぐ。エンディングでの人形のセリフを聞くに、メルゴーの乳母を倒し、メンシスの儀式を阻止したところで、獣狩りの夜自体は終わっていない。根本的な解決には至らず、夜はくり返される。
-''幼年期のはじまり''
--3本目のへその緒を使い、脳に瞳を得た主人公は、ゲールマン、そして月の魔物を撃破。狩人の夢と、獣狩りの夜を終わらせ、自身は上位者の赤子となった。トロフィー「幼年期のはじまり」を読む限りでは、主人公が上位者になったことを機に、人類は新たな進化を迎える。
--''なぜ、月の魔物は取り込もうとした主人公を手放し、攻撃してきたのか。''
--なぜ、月の魔物は取り込もうとした主人公を手放し、攻撃してきたのか。
---主人公が、3本目のへその緒を3つ使ったから、と考えるのが妥当だろう。「遺志を継ぐ者」との展開の違いは、ここしかない。偉大な遺物とされる3本目のへその緒の力で脳に瞳を得た主人公は、月の魔物、あるいは従来の上位者にとって脅威となる、新たな上位者だったのかもしれない。
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*DLC:The Old Hunters
**狩人の悪夢について
-シモンの説明によれば、漁村で行われた虐殺が元になっている。ゴースの遺子を倒すと「HUNTED NIGHTMARE」が表示されることから、悪夢は彼(あるいは彼女)が生み出したものなのだろう。
-ルドウイークやシモン、マリアを始めとする古い狩人たち、医療教会、ビルゲンワースといった組織の存在から、ゲールマンの現役だった時代だとわかる。