『少年期の終り』に登場するキャラクターを紹介しています。
ジョバンニ
『うるさいな! 君たちの面倒な理屈はどうでもいいけど、とにかく僕は人間なんだ! 人間なんだから、人間扱いをしろ!』
指名手配されている父を持ち、人間スコアが最低の少年。人間からもシステムからもひどい扱いを受けている。
性格はひねくれていて口も非常に悪いが家族思いで、入院している姉のために医療費を稼ぐ必要に迫られている。
人間が自分でプログラミングをしなくなって久しい時代に、未だに自分自身でコードを書くという古い職人技術を身に着けており、その技術を用いてダークウェブの「裏バイト」を日々こなしている。
カムパネルラ
『さぁ、「人間」の可能性! もっと俺に見せてくれよ! 作り物じゃできないような、予想もつかなくて、なにもかも、だいなしにしてくれそうなやつをさ!』
「学校」でも学年一位の人間スコアをもち、文武両道ですべての能力が高いが、突発的な奇行が多くスコアの減点も学年一位という極端な青年。
「人間」を非常に尊重しており、ヒトならざる知性・機械である「R」たちに対しては傲慢な態度を取る。しかし、必要もないのに「R」たちに話しかけたり、戯れたりしている姿もよく目撃されている。