基本情報
戦化粧の図柄を書き写すための筆。
ノルドヘイム人にとっては、戦争の際に記号や図柄を体に描くというのは由緒ある伝統である。
古くはそれを入れ墨で行っていたが、戦いの流れが変化し続け、戦好きの部族間で同盟関係が
頻繁に入れ替わり続ける状況で、将来の敵や味方を適格に把握することは困難であった。
ある有名な逸話がある。同盟関係を緊急に固める必要から、族長の息子が近隣部族から妻を
迎えることになった。花嫁を寝所に入れ、せっかちに衣服を脱がせたとき、花婿は自分の父親の
似顔絵が花嫁の背中に入れ墨されていることに気付いた。しかもその下には「フニャチンのポン引き野郎」と
書かれていた。この同盟が長続きしなかったことは言うまでもない。
その後の時代では、顔料が普及した。もちろん耐久性は低いが、その代わり失敗が永久に残ることも
なくなった。この筆を使うと、戦化粧を素早く書き写して再利用できる。
入手方法
用途