君はニューアサガルズと呼ばれる壁に囲まれた村を見つけた。
しかし、村人たちには歓迎されなかった。
セペルメルとは違い、蛮族の村ではよそ者はあまり歓迎されないようだ。
君は武器を納め、たった今倒した死体を見下ろしている。
人間か?霊か?もっと別の何かなのか?
君に分かっているのは、一万年以上も続いた悲劇が、勇敢な行動によって幕を閉じたということだ。
君の行動によって、だ。
頭がガンガンする。
この行動にどんな利益があったのか考えることもできない。
何か一つあったはずなのだが…。
とりあえず油っこいものが食べたい。
魔女王の宮殿は君の想像とは違っていたが、予期しない財宝が見つかった。
きっとうまくいくだろう。
君の目の前で無限の宇宙が爆発している。
世界が回転している。
君は、子ども・思春期・大人の自分を同時に見ている。
君の目には君が選ばなかったすべての道が、人跡未踏の可能性が映っており、軽く手を動かせばすべてを変えることができる。
君は、まったく別の存在になることができる。
君は、黒ハスの花を自分の顔に近づけないように用心しながら、喜びの笑みを浮かべている。
これで、また一つ試練を克服し、この世界の謎を解いた。
追放の地の奇異な点の一つは、大きな石碑があちこちに点在していることだ。
石碑は魔法によって君の心に直接語りかけてくるが、それは明らかに、遠い過去にその土地で暮らしていた人たちに向けたメッセージだ。
古代の異質な言語のはずなのに君がそれを理解できるのも魔法の一部なのだろうと考えている。
石碑から聞こえてくる声には二種類ある。
一つは女の声で、石碑自体が反乱を説いているかのように聞こえる。
その声は、ここで起きた興味深い出来事を語ってくれる。
この女が語る言葉の中に、追放の地から逃れるための鍵が隠されているのかもしれない。
レムリア人の石碑の声をすべて聞き、レムリア人から見た歴史を知る。
星界鋼鉱石の輝きを見つめながら、君はこれで武器や道具を作ろうと考えている。
星界鋼の力を試してみたいとも思っている。
君は自分の家を要塞に作り替え始めた。
侵略者や敵が壁を破壊しようと思うなら、相当な覚悟が必要になるだろう。
君は、敵が攻めてくればいいのにとさえ思っている。
君は、聖域遺跡でテリトの霊を見つけ、死んだ恋人テュロスの話を聞いた。
キンスカージの話が、君が想像していたよりもずっと微妙で不思議なもののようだ。