黒緑色の卵。アンモニア臭がする。 遠くキタイで考案された卵の保存方法がある。 人によって多少の違いがあるが、この方法では粘土・灰・塩・生石灰などを用いる。 腐らなくなる代わりに、卵は濃い黒緑色になる。 これを食べる習慣のない地方の出身者にとっては、自暴自棄になったときか泥酔したときにしか 食べる気にならない代物である。 まれに、古くから伝わる製法にきちんと従わずにピータンを作る者がいるが、 熟成が不完全なものを食べると激しい吐き気に襲われることがある。