FE風花雪月、ツィリルの後日談をまとめていきます。
完全にネタバレですので、閲覧は自己責任でお願いいたします。
レアを守るという名分を失ったツィリルは教団を去ろうとしたが、周囲の説得を受けて
大修道院の再建事業に加わることとなる。彼の献身的な働きもあり、数年後には
士官学校も再開。大広間に居並ぶ新入生の中には、新たな門出に臨むツィリルの姿もあった。
戦後、アッシュは騎士の位に叙され、後継者のいなかったガスパール家の
家督相続を認められた。だが、若く経験の浅い城主を認めぬ民も多く、
統治は難航していた。
そんな中で彼を助けたのは、士官学校を卒業し立派な青年に成長したツィリルだった。
ツィリルは、独自の視点からアッシュに数々の助言を与え、彼を立派な城主へと
成長させる。徐々に領民もアッシュを認め、ガスパール領は繁栄を極めていった。
その後も、二人は生涯を通じて親友であり続け、互いの危地には必ず駆け付けたと
いわれている。
自領に戻ったリシテアは、父母を助けて領地の振興に努めた。
一方、ツィリルは周囲の勧めで士官学校に入学、やがてセイロス騎士団の一員となる。
数年後、コーデリア家の爵位を返上したリシテアは、教団への報告のため久しぶりに大修道院を訪れ、そこでツィリルと再会。
リシテアに想いを寄せていたツィリルは求婚したが、彼女は自身の短命を告白して受けようとしなかった。
しかし、ツィリルは諦めず、根負けしたツィリルは余生を共に生きる道を選ぶ。
その後の消息は定かではないが、幸福なまま生涯を終えたと伝わる。
戦後ほどなくしてシャミアとツィリルは軍中から姿を消した。
再建を進めるセイロス騎士団は二人の行方を探ったが、つに見つけられず、貴重な人材の消失を嘆いた。
一方、フォドラ各地では二人組の義賊が世間を騒がせるようになる。
彼らの狙いは新しい指導者に従わず私腹を肥やす者、民を虐げる悪人らであった。
騎士団も当初、訴えを受けて調べたが、
悪事を暴き、多くの民に歓迎される義賊を積極的に捕らえようという者は少なかった。
義賊が二人とも凄腕の射手だという噂が立ってからは、尚更だったという。