FE風花雪月、フェリクスの後日談をまとめていきます。
完全にネタバレですので、閲覧は自己責任でお願いいたします。
フェリクスはフラルダリウス公爵として領地の復興に注力する。
それを成し遂げた後は、王の右腕となって、軍事をはじめ多くの面で彼の力となった。
そんなフェリクスを、亡父ロドリグになぞらえ“ファーガスの新たなる盾”と呼ぶ者もいたという。
戦後、フェリクスは亡父ロドリグの跡を継ぎフラルダリウス公爵となった。
ベルナデッタはヴァーリ伯爵位の継承権を放棄してフェリクスと結婚、二人は共に暮らし始める。
領地が復興を遂げた後も、フェリクスは王の右腕として各地を奔走。
彼が城を空ける間、ベルナデッタは夫に代わって、自室に籠もりながらも机仕事に励んだという。
ファーガス北部の寒冷な気候は、ベルナデッタの引き籠もりに拍車をかけた。
だが、フェリクスが帰還したと聞けば途端に部屋を飛び出し、彼のそばを離れなかった。
終戦から1年。亡父ロドリグの跡を継ぎ、フラルダリウス公爵となったフェリクスは、メルセデスを妻に迎えた。
領地が見事な復興を遂げた後も、フェリクスは国王の腹心として各地を奔走する。
メルセデスは、そんな夫の傍らに寄り添い、常に献身的に支え続けた。
多忙な日々を過ごしながら、二人は度々領地を離れ、帝国軍戦没者の墓所へと赴いた。
そして、ある墓標の前に花を供え、そこに眠る者の冥福を祈ったという。
彼らが何のために誰のために祈ったのか・・・・・・真相を知る術、残されていない。
フェリクスは、亡父ロドリグの跡を継いでフラルダリウス公爵になると、ガラテア伯爵令嬢イングリットと婚儀を催した。
フラルダリウス公爵家は、自領の復興に尽力すると同時に、ガラテア領の復興にも食料や資金の援助を惜しまなかった。
ある時、城下で領主夫妻が襲撃を受ける事件が起き、妻を庇ったフェリクスは利き腕の自由を失った。
だが彼はそれを後悔することなく、ただ、いつかの約束を果たしたまでだと笑ったという。
二人は命尽きるその日まで、支え合い、愛し合っていたといわれている。
フェリクスは、亡父ロドリグの跡を継いでフラルダリウス公爵位に叙されると、ドロテアと結婚。二人は共に暮らし始める。
フラルダリウス領が復興を遂げた後も、フェリクスは王の腹心として、西へ東へ各地を奔走した。
ドロテアは、そんなフェリクスの行く先に共に赴き、時には剣を手に、夫と並び立って戦うこともあったという。
そうして二人が打ち立てた武勇伝の数々は、後の世に歌劇として残った。
その曲を作り、詩を書いたのは、他でもないドロテアであったと伝わっている。
終戦後もフォドラ各地では小競り合いが続いていた。戦いの場が残っていると知った
フェリクスは、貴族の身分を捨て、剣一本で身を立てる道を選ぶ。その後の消息は不明
だが、戦場にふらりと現れては敵に死を振りまく剣士の噂が、人々を震え上がらせたという。
戦後、一人で旅に出ようとしたフェリクスであったが、ベルナデッタに懇願されて引き留められ、
彼女の継いだヴァーリ伯爵家に婿入りすることになった。
夫婦仲は円満であり、フェリクスがオグマ山脈に籠もって修行したいと言い出した時には、
ベルナデッタは泣いて止め、彼を掴んで離さなかったという。
なおベルナデッタが屋敷に引き籠もり、ほとんど姿を見せなかったため、
領民はフェリクスのことを新しい領主だと思っていたと言われており、
後世に残った書物の中にはヴァーリ伯爵フェリクスの名を見ることができる。