全員が&color(red){死ぬ};か、3人だけが&color(red){助かる};か
4人の少女の運命を試す試練
……見たこともない、&color(red){不気味な部屋};に閉じ込められていた。
仲良し4人組の少女たちは、いつ、どうやって、誰に、ここへ連れ去られたのか。
一切が曖昧だった。このような場所には誰も覚えがない。
いつの間にか、全員の首には&color(red){鉄の首輪};が付けられている。
首輪には&color(red){鎖};が繋がり、部屋の四隅にある椅子にそれぞれ続いていた。
それは、見る者に不吉な印象を与える&color(red){拷問椅子};だった。
出口のない不気味な空間に怯える4人。
そこへ、天井から&color(red){大きな檻};が現れた。
少年が閉じ込められている。
&color(red){白衣の少年};は、意思の疎通はおろか、感情にさえ変化を起こす様子がない。
彼もまた恐らく、少女たちと同じ、&color(red){“閉じ込められた者”};に違いない……。
「とにかく、ここから&color(#ed6d35){出る方法};を考えなくちゃ……!」
「&color(#ed6d35){その方法};を、教えよう」
不気味な声が、部屋に響いた。
「私から君たちへは、&color(red){2通りの運命};の準備がある。
1つ。……その部屋にいる&color(red){全員が、死ぬ};運命。
もう1つは、&color(red){3人の少女だけが、助かる};運命。
これは、君たち&color(red){4人の少女の運命を試す試練};だ」
「&color(red){タイムリミット};が来れば、ただこの部屋の全員が、死ぬだけだ」
最悪の予感とおぞましい戦慄が、少女たちを襲っていた………。