ひとにはみな、生まれたときより 定められた運命がある。
ある者は無辜の民として… そしてある者は可憐なる王妃として…
授かった運命から、ひとは決して逃れることができない。
もしも、その運命に抗い、別の運命を望もうとすれば…
ひとは大いなる罰を、受けることになる。
僕らの過ちは、世界のシステムに気づいたことではなかった
世界から与えられた罰は世界からの拒絶
運命を受け入れられなかった僕たちは残された自分の人生を拒絶した
そう、それが僕らが犯した“罪”だった
罪深き死者を誘う贖罪の場は管理者たちの墓場
管理者により選ばれた罪人は”図書館”へたどり着く
そこは、救済ではなく贖罪の場 そこは、無限の中に作られた有限の記憶
与えられた運命を拒絶した僕らは新たな役目を与えられる
そのことに僕らは気づくことができなかった
「これは、忘れられた1ページに、確かに存在した物語」
IP:10.0.0.235 TIME:"2019-03-29 (金) 15:21:05" REFERER:"https://h1g.jp/grimmsechoes/?cmd=edit&page=%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC&refer=%E5%8B%95%E4%BD%9C%E7%92%B0%E5%A2%83" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/72.0.3626.121 Safari/537.36"