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*エドワード・エルリック
史上最年少で国家錬金術師の称号を得た天才。
ふたつ名である「鋼の錬金術師」は、彼の右手と左足が
鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」であることに由来し
ている。元の身体を取り戻すため、兄弟で「賢者の石」
を求めて旅を続けている。
*アルフォンス・エルリック
屈強な鎧すがたの見た目のゴツさとはうらはらに、とて
も優しい心を持った少年。
失った身体を取り戻すため、兄エドワードとともに旅に
出る。常に冷静なしっかり者で、暴走しがちな兄をたし
なめることもあるが、何ものにも変え得ぬ、最良の理解
者である。
*ロイ・マスタング大佐
「焔の錬金術師」のふたつ名を持つ国家錬金術師。国軍
大佐。
発火布で作られた、特殊な手袋を使って火花を発し、錬
金術により自在に焔を操る。一見、女たらしで軽そう
に見えるが、実は食えない人物である。
*ソフィ・ベルクマン
ヴァルドラで兄弟とふとしたきっかけで知り合いになる
14歳の少女。
胸に秘めた「使命」のために行動する。
歳の割りに強い意志をもっており、言い出したら聞かな
い。ゆえに同じく強情なエドとぶつかることも…
左手には謎の「印」が刻まれていて、時折、奇跡を起こ
して兄弟の危機を救うことになる。
*ロメオ・クレイギン中将
ヴァルドラ軍司令官。
ヴァルドラはブリッグズ山をはさんで対峙する北の大国
ドラクマを棄制する役割もあるので、ここの司令官を預
かるこの男の実力は計り知れない。百戦錬磨の軍人。実
力と功績でここまで上り詰めたが、野心家で今のポスト
にも満足していない様子。兵の鍛錬、技術の開発に余念
なく、特にヴィーナス隊はヴァルドラの誇る一個小隊だ。
*ヴィーナス・ローズマリア中佐
ヴァルドラ軍司令部、独立編成部隊、ヴィーナス隊の隊
長を務める女性指揮官。
特注の赤い軍服を羽織り最前線に立つ。
本来規律の厳しい軍の中で、このスタイルは目立つ存在
だが、実力と実績、そして本人の性格で誰にも文句を言
わせない。「ヴァルドラの紅い薔薇」の異名をとり敵勢
力からも恐れられている。
*イジー・トリガー少尉
ヴィーナス隊の隊員でマッドサイエンティスト。
頭脳明晰でヴィーナス隊、ひいてはヴァルドラ軍の戦
略参謀を務める。
神経質なところもあるが、技術者としても有能で、大
型メカ(歩行戦車など)の開発&操縦を手掛けている。
研究材料を手に入れると嬉々として研究に没頭する。
ヴィーナスに好意を寄せて忠誠を誓っている。
*ボリス・ハンマー少尉
ヴィーナス隊の隊員。
ヴァルドラ一の怪力自慢だが、意外に器用で、銃器の
扱いに長け、メカに乗る際は砲手を担当する。軍人と
して仕方なく嫌な命令もこなしているが、根は優しく
気さくな人柄で人の言うことを疑わない。
*ヴィクトール・ベルクマン
ソフィの父親。何者かに追われ、娘のソフィと2人
で逃亡生活を送っている。
娘のことを心から愛している優しい父親であると同
時に、有能な研究者でもある。
ソフィの左手にある謎の印も、ある希望とともに、
父・ヴィクトールが託したもの。
*伝説の魔女 ヴェルザ
伝説上の人物。
ヴェルザの一族たちは彼女のことを「神」とあがめ、
自分たちはその子孫だと主張している。
ヴァルドラにも魔女の伝承は伝えられているが、その
真偽のほどは明らかではない。
*煉獄のゼルギウス
獅子の印を持ち、炎の力を司る神官。
彼の繰り出す超高温の炎は、直撃すれば、一瞬で対象
を蒸発させてしまう威力だ。
ヴェルザの一族における事実上の指導者と目されてお
り、一族の中での信頼は厚く、そのカリスマで一族を
引っ張っている。鋼鉄のマスクに素顔を隠し、神の復
活と、一族の救済を願っている。
*疾風のジャニス
鷲の印を持ち、風の力を司る神官。
風に乗り空を舞い、竜巻や雷を操る。
特にその素早さは異常で、銃器の弾丸は決して彼女を
促えることは出来ず、気づいたときには真空の刃で切
り刻まれているだろう。四神官の紅一点で見た目は可
愛らしいが、キレると途端に乱暴な言葉で怒鳴り出す
危険な性格。ゼルギウスに好意を寄せている。
*氷塵のレオニード
鮫の印を持ち、水の力を司る神官。
空気中の水分から、氷を作りだし自在に操る。
特に絶対零度の防護壁は決して壊れない。
自信家でナルシスト、美しいものを愛し、醜いものを
憎んでいる。
常に自分が優位でないと気がすまない性格。
*地裂のゴドー
犀の印を持ち、大地の力を司る神官。
人間とは思えぬ、4メートルの超巨大な怪力男。
大地を揺るがす破壊力を持つ。
知能は低くまともに喋れないが、ジャニスの言うこと
には従順に従う。