#contents *祭囃し編 祖父の夢を叶えることを願い続け、強い意志とともに努力を重ねてきた彼女は成長して、ついに運命をつかむ「力」を手に入れた。 その、神をも恐れぬ彼女の覚悟を悟った「少女」は、ようやく傍観をやめて自ら舞台へと上がることを決意する。 そして新たな部活メンバーとして圭一たちの仲間に加わり、絶望的だった梨花の運命を切り開くために彼らに協力を求めるのだった。 強固に閉ざされた、未来への扉。 その先に待っていたのは希望と、そして…。 *澪尽し編 前の世界で、ついに敵の正体を突き止めた梨花。 …しかし、かすかな希望を胸に秘めて目覚めた次の世界では、常にそばで支えてくれた「彼女」の姿がどこにも見当たらなかった…。 一方、その行動力と意気の良さで今や村中の人気者となった圭一は、魅音から委員長の座を譲られる。 期待と信頼を込めてお祝いする部活メンバーたちだったが、なぜか梨花の様子がおかしいことに圭一は気づく。 そんな彼の想いを知った梨花は、ある決心を固めてずっと隠し続けてきた秘密を打ち明けた…。 *賽殺し編 ようやく取り戻した平和な日常。 だがそんなある日、部活メンバーとプールに出かけた梨花はその帰り道、交通事故に遭ってしまった。 そして次に梨花が目覚めた世界は、今までとは全く違った事実で構成された異様な「雛見沢」だった。 死んだはずの両親が生きていて、仲間たちの様子もおかしい。 なによりも、自分のそばに羽入がいないのだ。初めての体験に戸惑いと恐怖を覚えながら、梨花は元の世界に戻るための調査を開始する…。 *言祝し編 雛見沢が、鬼ヶ淵村と呼ばれていた遠い昔。 「少女」は使命を帯びて剣を携え、人里に跋扈して暴威をふるう「鬼」を狩っていた。 全ては自らの身体に流れる「血」に課せられた、一族の罪をあがなうため…。 そんな想いを胸に抱いてひとり悲壮な戦いに身を投じていたのだが、ある日彼女は人間の青年と出会い、恋に落ちる。 そして子供を授かり、今まで想像もしなかった平和な日常を手に入れた。 …だがその後、村に鬼が出没するという噂を聞きつけた彼女は、再び剣を取って立ち上がる。 それが、全ての悲劇の始まりであった…。 *恥晒し編 梨花の提案で、プールに行くことになった部活メンバーたち。 しかし当日、圭一は 慌てて家を出たせいでうっかり海パンを忘れてしまった。 このままでは罰ゲーム?! と恐れおののく圭一だが、ちょっとした縁で不思議な 海パンを手に入れ窮地を脱する。 しかし、その海パンにはとんでもない魔法、いや呪いがかけられていたのだった…!