ストーリー
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東京が死んで、僕が生まれた
200X年、東京。
その日は、これからも続くありふれた日常の一片に過ぎないはずであった。
主人公は、都内の高校に通う普通の少年。
クラスメイトの新田勇、橘千晶と共に、入院する担任教師の高尾祐子を見舞うため、新宿にある病院を訪れた。
不気味なほど人の気配が無く、異様な静寂が横たわる病院内で祐子を探すうち、
少年は、面妖な装置の前に座す謎の男・氷川とはち合わせ、命の危険を覚える。
その氷川を制止し、少年を守ったのは祐子だった。祐子は、悲しげな表情でこう告げる。
間もなく、この世界は混沌に沈むの。
それが『受胎』……
人がかつて経験したことのない世界の転生よ。
世界に終末をもたらす『東京受胎』。
突然起こったその大異変に巻き込まれ、主人公、勇、千晶たちは散り散りになってしまう。
東京受胎により、日本の首都は、謎の光を中心として地平が内球状にひしゃげた異界へと姿を変えた。
そこは、神話・伝承上の存在、『悪魔』の住まう世界だった。
意識を失った少年はその眠りの中、謎の金髪の子どもと老婆から、
これからを生き延びるための力、『マガタマ』を授かる。
ほどなく病院の一室で独り目覚めた時、少年の身体は『悪魔』として新生していた。
少年は、変わり果てた『トウキョウ』で、変わり果てた己の身を戦いへの旅路へと投じ、
『新世界創造』の選択と葛藤の物語を紡いでいく。
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更新日: 2020-11-02 (月) 22:00:41