ストーリー
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この世の始まりのその時から、「神々」と「巨人族」はお互いに憎みあっていました。
神と巨人の大戦争。
激しい戦いが続き……神々はついに、海の彼方の「ヨトゥンヘイム」へと巨人族を追放しました。
巨人族がいなくなった大地に、やがて人間が生まれます。
神々の庇護の下で人は増え続け、大地は「ミズガルド(人の大地)」と呼ばれるようになりました。
神々は「アスガルド(神の街)」を築き、繁栄のときを迎えます。
土の精霊ドヴェルクは、スヴァルトヘイム(地下の世界)で幸せに暮らしました。
神々が世界に秩序をもたらしたのです。
永遠にも思える平穏な時間が流れます。
ですが、どれほどたくさんの幸福が世界に満ちようとも……
神々の心の中には、いつも不安とおそれがあったのです。
平和に見える世界には、常に暗い影が投げかけられていました。
大海に隔てられたヨトゥンヘイムでは、巨人族もまた繁栄を遂げていたのです。
巨人の数は増え続けていました。
数千年の月日を経て、その数は百万をこえようとしています。
巨人の国は広がり続け、今や世界の大半がヨトゥンヘイムといってよいほどです。
運命の車輪は、その回転を止めることはないでしょう。
積もりすぎた雪が、やがて崩れて雪崩となるように、
巨人族はいつか再び攻めてくるに違いありません。
神々への復讐を果たし、生きとし生けるものを根絶やしにするために。
それこそが、神々が恐れる世界の終末。「ラグナロク」
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更新日: 2018-06-18 (月) 17:09:35