本編の主人公。3月に高校卒業後、幼い頃からの夢であった宇宙飛行士を再び目指すべく種子島を離れ、鹿児島市内の予備校で寮生活をしながら勉強中。勉強のために、かつてあれほどやり込んでいた格闘ゲーム『キルバラ』も引退した。 高校時代までの飄々とした態度を少し改め、熱い気持ちを素直に表に出すようになってきている。 元々、後天的な病の影響から真剣に物事に打ち込んでも無駄だと考え、自分の好きなもの、得意なもの以外には興味を示さないタイプだったが、半年前の事件からロボ部の仲間達との絆を通して諦めないことの大切さを自覚し、自分の将来についても前向きに考えるようになっている。 あき穂に対しては、告白以降の進展は? |
海翔の幼馴染。中央種子島高校ロボット研究部(ロボ部)の元部長。 高校卒業後は進学も就職もせず、西之表市内の飲食店でアルバイトをして働いている。 明るく元気でポジティブ。ただ、高校卒業後はその猪突猛進ぶりやお調子者っぷりを改めるようになった。(あくまで以前よりマシになったというレベル) 前作での戦いで世界を救ったことによりロボ部は島の人たちから英雄視されているが、自分の未熟さや仲間のおかげであることを自覚しているため、自分からその話を持ち出すことはあまりない。 ロボットの話題を口にすることが少なくなった。(ロボットへのロマンは変わらず抱いており、やはり変わらずロボット好き。そして、敵対した姉のことは今も大好き。) 新しい夢を見つけて鹿児島市内に旅立った海翔のことは、応援したいという気持ちと、曖昧な状態のまま離ればなれになってしまったことへのモヤモヤを抱いている。 |
2次元から3次元まで節操なく萌える、アクティブなオタク。愛称はダル。 妄想癖は強めで、下ネタやネットスラングは多いが、コミュニケーション能力が非常に高く、女子相手でもつっかえることなく喋る。どんな相手とでも仲良くなれるが、決して本心は表に出さない。 冗談交じりではあるが積極的にアプローチしたりもする。実のところ美しい妻と、もうすぐ3歳になる可愛い娘を溺愛している。すぐ不平不満を口にするものの、なんだかんだで頼まれると断れないタイプ。 普段は東京にて生活している凄腕ハッカー。 通り名は「DaSH(ダル・ザ・スーパーハッカー)」で、その界隈では知らない者はいないほどの大物。 種子島には観光目的できたとのことだが……? |
あき穂たちが卒業し、中央種子島高校の2人だけになったロボ部員のひとり。 人とコミュニケーションをしようというつもりがあまりなく、一方的に話して相手に理解してもらえず終わる場合がほとんどである。そもそも興味のあること以外、他人の話をまったく聞こうとしない。2000年代にネットの巨大匿名掲示板「@ちゃんねる」で流行したネットスラングを、日常生活でも好んで使用している。 2000万人のユーザーがいるFPSロボット対戦格闘ゲーム『機動バトラーガンヴァレルキルバラッドON-LINE』(通称キルバラ)を作った制作者集団「FRAUKOUJIRO FACTORY」のリーダーにして、キルバラのプログラムを弱冠17歳にして作成した天才プログラマー。 「デュフフ」と笑う。 |
2月の君島コウとの戦いの後、高校を卒業。ロボ部在籍時代に社長から気に入られた縁で、スペースアメ社に就職した。 実家は沖縄空手の道場。本人も幼い頃から習っているが、腕前はからきしであり黒帯にはなれず茶帯のまま。公式戦では生涯1勝もできないまま引退した。 かなり気弱な性格で、人前に出るのが苦手。すぐ涙目になる。前作での様々な経験を通じ、コンプレックスやトラウマを克服し成長。更には社会人となり責任感が出てきた。 しかしながら、いざとなるといまだに気弱な部分が顔を出してしまうことも。 朝早く起きて家族の食事やお弁当を作っていたり、夜遅くまで家事をしているので慢性的な寝不足で、油断するとすぐうたた寝をする。 |
前作に登場した、君島コウが作ったAI・愛理のモデルとなった少女。 10年間コールドスリープ状態で眠っていたため、見た目も精神年齢も14歳のまま。覚醒してからはまだ半年ほどである。清楚で無邪気、礼儀正しく、他人を疑うことを知らない。子供扱いされるとちょっぴり拗ねる。 ロボ部のメンバーや綯に対しては特に信頼を置き、心を開いている。 中でも自分を助けてくれた海翔のことは「お兄ちゃん」と呼んで懐いている。 かつては闘病生活のため外出すらままならず家に籠もりきりだったため、知らないことへの好奇心は強め。 |
ロボット工学のスペシャリストで、現在の中央種子島高校ロボ部部長。 自信過剰で上から目線の言動が目立つ。 部長となり責任感が芽生えはじめているが、上から目線なのはあまり変わっていないため、入部希望の新入生達をことごとく逃してしまった。 ストイックなため、女子とのスキンシップには慣れていないが、女子に興味がないわけではない。唯一のロボ部員仲間であるフラウに対しては、実力を認めつつも不真面目な態度に毎日苛立ちを募らせている。「ナンセンス」が口癖。焦ると噛む。 ロボット工学の道に進むことを反対している父との関係はギクシャクしたまま。 マスクを付け『ミスタープレアデス』と名乗って出場したホビーロボットの格闘大会では3連覇を飾った。しかし、父にバレてしまったため『ミスタープレアデス』は封印した。 |
JAXA調布宇宙センターから種子島宇宙センターに長期出張中の研究員。現在は、テロリストによって破壊された種子島宇宙センターの立て直し業務に従事している。 いつもニコニコ、のんびりしていて無邪気そうだが、唐突に毒舌を吐くことがある。 弱冠21歳であり、高卒の新人だったはずなのに、JAXA巨大ロボットプロジェクトのリーダーに立候補し抜擢された。 東京出身。秋葉原でブラウン管テレビ専門店を営んでいた父親や近隣の人たちの影響で、技術開発を職業に選んだ。特にレトロな機械を好む。今作に登場する橋田至とはそのころからの知り合いである。 |