R-11系列
No.44 R-11A FUTURE WORLD
機体名称 | 開発条件 | 必要素材 | |
R-11A FUTURE WORLD フューチャー・ワールド | R-9WF 開発済み | ソルモナジウム:300 エーテリウム:300 バイドルゲン:300 | |
波動砲 | フォース | ビット | ミサイル |
---|---|---|---|
圧縮炸裂波動砲 | ギャロップ・フォース | ラウンド・ビット (※射撃補助あり) | 光子ミサイル |
シャドウ・ビット | 誘爆ミサイル | ||
フォースショット | 赤レーザー | 青レーザー | 黄レーザー |
正面3連ショット | レーザービーム | レーザーワイパー | レーザーチェイサー |
【 辺境警備隊仕様機 】
R-9のデータをもとに、量産された最後のR戦闘機。
量産機の座を争ったR-13シリーズに比べ、開発コストの安さと信頼性の高さが評価され採用された。
大気圏内、特に居住区での運用を考慮した設計になっており、非常にコンパクトで小回りの効く機体になっている。一部には民営の武装警察に提供されたタイプも存在する。
圧縮炸裂波動砲はスタンダード波動砲と衝撃波動砲を合わせたような性能。
まず少々の貫通性能を持った弾を発射し、画面端に到達するか、地形や少しでも硬い敵に当たると爆発を起こすという性能になっている。
威力と攻撃範囲のバランスが取れた使いやすい波動砲。
貫通性能は利点にも欠点にもなる。ショット1発で倒せるような柔らかい敵しかいない集団に対しては画面端の炸裂で全滅させるつもりで使おう。
また発射口が上部に設置されている都合、天井に接触して撃つとその場で炸裂させられるこの機体ならではのテクニックがある。
ギャロップ・フォースのレーザーは青・黄は自機のスピードによって軌道が変わり、赤レーザーは速度を落とすほど細くなるが、火力が上がる。
切り離し時は正面に一度に3発ずつショットを撃つ、ロッドレスやテンタクルから誘導機能を抜いたもの。
後述する機体列伝が物凄く長い機体であり、おそらくR戦闘機の中で群を抜く詳細な解説がされている。
機体列伝
機体列伝 | |
R-9Aから派生する戦闘機群は、戦場や作戦に応じて柔軟に適応し、大いに発展していった。しかしながら戦闘機が多様化するに伴い、生産コストが高止まりするようになった。 また、R-9Aからの機体の改良では機体構成を大きく変えることが出来ず、新開発の武装を搭載する際に不都合が生じるようになっていた。 そのような事情から、軍は次世代の量産機の開発入札を行うこととした。 入札に参加した企業のうち有力だとされたのは、RX-10の開発を請け負った航空機メーカー・マクガイヤー社、R戦闘機のカスタムチューンやメンテナンスを主に行っていたウォーレリック社、そして前身企業が傑作機R-9Aを開発し、その子会社として早くから次元戦闘機開発・製造を行い、圧倒的なシェアを持っていたウィスラー・スペース社の3社であった。 | |
ウィスラー・スペース社の提案機体は、他の2社とは異なり、機体をコンパクトにすることと製造コストを抑えることに主眼が置かれていた。 軍からの要件書では第1項に「A級バイドを短時間で掃討し得るもの」とあり、他の2社は大型の戦闘システムを搭載できる機体の開発を進めていた。 しかし同社は、R-9Aシリーズの搭載部品を徹底的に小型化する事、もしくは省くことで、機体を大きくすることなく次世代兵器の搭載を可能とすることに注力した。 また、ウィスラー・スペース社は、競合企業であるマクガイヤー社とのクロスライセンスにより、フォース制御のための特殊なコントロールロッドに関するデータや、RX-10に搭載された衝撃波動砲の使用権を得ることに成功した。 それらを結集して作り上げた機体は、機体の速度制御システムとフォースのレーザー制御システムを連動させ、戦闘中に攻撃範囲と破壊力のバランスの変更を可能とするギャロップ・フォースと圧縮炸裂波動砲を備え、軽量化と低コスト化を実現したものであった。 | |
次世代量産機の入札は、マクガイヤー社が火星の都市で発生した動乱に巻き込まれ途中で辞退したため、事実上ウォーレリック社とウィスラー・スペース社との一騎打ちとなった。 軍が高価で高火力の機体と低コストの機体を組み合わせるハイアンドロー戦略を取るとのうわさもあり、両者の提案が両方採用されるのではないかという憶測が広がっていたが、この時点ではウィスラー・スペース社が提案するギャロップ・フォース搭載機が単独で正式作用され、R-11と命名された。 (後に、ウォーレリック社が提案する機体もR-13として正式採用されたが、生産台数はわずかにとどまった) | |
R-11採用の理由について、軍は「製造コストを含め総合的な判断の結果」としか公表していない。 しかし、採用直前にウォーレリック社の機体が行方不明になったことや、この時期太陽系に流入する凶悪生命体バイドの数が減少し始めたことから、軍が全く新しい技術を使った兵器の導入や過剰な製造コスト負担を渋ったためではないかとの見方が大勢を占めていた。 こうしてウィスラー・スペース社は、R-9シリーズの後継機R-11Aの製造を開始した。 |
No.45 R-11B PEACE MAKER
機体名称 | 開発条件 | 必要素材 | |
R-11B PEACE MAKER ピース・メーカー | R-9E3 開発済み | ソルモナジウム:300 エーテリウム:300 バイドルゲン:300 | |
波動砲 | フォース | ビット | ミサイル |
---|---|---|---|
ロックオン波動砲 | ギャロップ・フォース | ラウンド・ビット (※射撃補助あり) | 光子ミサイル |
シャドウ・ビット | 誘爆ミサイル | ||
フォースショット | 赤レーザー | 青レーザー | 黄レーザー |
正面3連ショット | レーザービーム | レーザーワイパー | レーザーチェイサー |
【パトロールスピナー】
R-11のバリエーションの一つ。
都市部での使用を前提にしており、民間人への被害を最小限にとどめるための工夫がなされている。
その一つがロックオン波動砲の搭載である。
R-TYPEシリーズの姉妹作に位置付けられている作品「GALLOP」の主役機をR-TYPE仕様にしたもの。
通常のR戦闘機は波動砲が正面火力を出しレーザーやフォースが後方や広範囲への対応力を補う構成だが、この機体以降は逆の構成となっており、並外れた対応力を持つロックオン波動砲と正面火力に優れたフォースやレーザーを持つ。
ロックオン波動砲は地形には邪魔されるものの、ザコ敵ならどれだけ、どこにいようが一瞬で全滅させる。
1ループでビームが2本発射されるが、1本の総火力がスタンダード波動砲1ループの半分程度。
とはいえ低耐久のザコ敵に対しては十分な威力であり、実用上の問題は少ないだろう。
波動砲がザコ敵の殲滅に特化している分、低速時の赤レーザーの火力が特に重要になる。
ザコ敵に囲まれるような状況での復活は大の得意だが、逆に復活直後に火力を求められるとだいぶつらい。
機体列伝
機体列伝 | |
R-11Bは先行して実戦に配備されていたR-11Aの武装に一部変更を施した機体である。 R-11の製造コストを下げるため、軍は対バイド戦以外の治安維持目的の辺境警備隊や民間運営の武装警察組織にもR-11を供用することを決定した。 これは生産台数を増やして一機当たりの製造コストを下げる狙いがあり、それは実際に効果があった。 | |
都市の治安維持組織で使用されるR-11は、波動砲を都市での運用がしやすいロックオン波動砲に変更された。 ロックオン波動砲は、ピンポイントでの攻撃と照射時間の制御で威力を調整できる点で都市部での使用に適していた。 このロックオン波動砲装備型の機体はR-11Bと呼ばれ、最終的にはR-11Aを上回る生産機数となった。 | |
R-11はAタイプとBタイプともに大量に製造され、戦場や都市に配備された。 そして、ラウンドキャノピーが特徴のRシリーズで大量生産されたのは、このR-11シリーズが最後となった。 常に進化し多様化し続ける生命体バイドとの戦いにおいて、R-11の大量投入のような統一兵器での対応には限界があったのだ。 後継機としてR-11S、そしてR-11S2とR-11シリーズは続くが、後継機はA・Bタイプほど大量に生産されることはなく、シリーズの幕を閉じることになる。 |
No.46 R-11S TROPICAL ANGEL
機体名称 | 開発条件 | 必要素材 | |
R-11S TROPICAL ANGEL トロピカル・エンジェル | R-9DV 開発済み | ソルモナジウム:300 エーテリウム:300 バイドルゲン:300 | |
波動砲 | フォース | ビット | ミサイル |
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ロックオン波動砲Ⅱ | ギャロップ・フォース改 | ラウンド・ビット (※射撃補助あり) | 光子ミサイル |
シャドウ・ビット | 誘爆ミサイル | ||
フォースショット | 赤レーザー | 青レーザー | 黄レーザー |
正面3連ショット | レーザービームS | レーザーワイパーS | レーザーチェイサーS |
【 旋回性能強化型 】
従来の旋回能力では、都市部での運用に限界があるとの判断から新たに開発された機体。
フロントの回転式補助ブースターにより旋回性能は飛躍的に高まったが、
対G機構が不十分なため、自慢の旋回性能をフル活用することはできなかった。
波動砲が3ループ対応となり、フォースが改良されている。
ロックオン波動砲は1ループ増すごとにビームの本数が+1される仕様なので、ループ数が増えても火力の伸びはいまいち。
3ループ以上が必要な状況は限られるため、実質的にはフォースの火力上昇が主な改良点となるだろう。
1速赤レーザーの火力が異常。
ロックオン波動砲の低火力を補って余りある。
最大の難点は、ルートによっては赤クリスタルが入手難なことか。
うっかり青、黄を取ってしまったら、火力はフォースシュートに頼ろう。
機体列伝
機体列伝 | |
R-11Sは、R-11Bの武装を流用することを前提に、都市や狭い戦場での最適化を図って設計された機体である。 コックピット下部に、回転式の補助ブースターを取り付けたのが最大の特徴。これにより旋回性能が飛躍的に高まった。 しかし、対G機構が不十分なため、高速旋回の際に生じるプラスGによりパイロットの脳に十分な酸素が行き渡らずブラックアウトを引き起こす事故が頻発した。 新しい耐Gスーツの開発での対応を試みたが、それでも機体が持つ旋回能力をフル活用しようとすると前述の問題が発生し、パイロットは旋回時の速度に制限を受けることになった。 | |
フォースは、R-11Bから火力向上を図った強化型を装備。ロックオン波動砲も発射機の増設と制御コンピュータの強化で、同時にロックオンできる標的の数を増やすことに成功している。 しかしながら、抱えている耐G機構の不備により、生産台数はわずかにとどまった。 ウィスラー・スペース社は新しいR-11シリーズの開発を進めた。 |
No.47 R-11S2 NO CHASER
機体名称 | 開発条件 | 必要素材 | |
R-11S2 NO CHASER ノー・チェイサー | R-9A4 開発済み | ソルモナジウム:450 エーテリウム:450 バイドルゲン:450 | |
波動砲 | フォース | ビット | ミサイル |
---|---|---|---|
ロックオン波動砲Ⅲ | ギャロップ・フォース改 | ラウンド・ビット (※射撃補助あり) | 光子ミサイル |
シャドウ・ビット | |||
誘爆ミサイル | |||
シールド・ビット | |||
フォースショット | 赤レーザー | 青レーザー | 黄レーザー |
正面3連ショット | レーザービームS | レーザーワイパーS | レーザーチェイサーS |
【 都市警戒仕様機最終型 】
R-11Sのコクピットを大幅に改良し、対G機構を強化した機体。
これにより都市部でこの機体に追いつけるものはいなくなったと言われる。
ロックオン波動砲が4ループまで可能になったが、この波動砲をそこまで溜めて放つ機会は無いだろう。
前機との違いは実質的にシールドビットが使えるようになったことくらいか。
設定的には高速機だが、ゲーム的には他の機体と速度は同じ。
むしろ赤レーザーのために1速2速のノロノロ運用が多かったり。「追える者無し」とは……。
シールドビットは低速移動時の保険としては有用だが赤レーザーのビット射撃がなくなるため、火力や攻撃範囲とのトレードオフになる。
機体列伝
機体列伝 | |
R-11S2は、R-11Sの耐G機構の不備を徹底的に見直し作られた機体である。 キャノピーが大型化しており、パイロットに良好な視界を提供するのに成功している。 また、R-11Sで強化されたロックオン波動砲も継続的に強化が図られ、R-11S2にはより多くの標的に同時に攻撃が出来る最新のブロックⅢが搭載された。 | |
火星で勃発し、太陽系全域に広がっていた革命組織との戦いでは、革命軍側に渡ったR-11S2を使ったゲリラ戦に地球連合軍は手こずることになった。 R-11S2の特徴を生かした都市での戦闘や狭い戦場を利用した一撃離脱戦術で数的不利を補う戦術を徹底した革命軍に地球連合軍は悩まされた。 これもR-11S2が優れた機体であったことを示すエピソードといえる。 | |
入り組んだ戦場で圧倒的な性能を発揮し、間違いなくシリーズ最高傑作として完成の極みに到達した本機であったが、生産台数はA・Bタイプを上回ることはなかった。 また正式採用されたR-11シリーズの戦闘機は、この機体が最後となった。 | |
小康状態を破り太陽系に流入するバイドが増加、凶暴化する中でR-11は、対バイド戦で次第に押されるようになっていったのだ。 そんな中で軍は、R-11の製造を中止し、バイド素子を使った機体の開発に舵を切ることにした。 R-11はここで終わり、一方では量産機の座を争い打ち勝ったはずの相手であるR-13からバイド素子機体が開発され、発展し、ミッション「ラストダンス」の担い手を生み出す結果となったことはとても皮肉なことに思える。 |
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