#contents ***スタンダード波動砲 >R-9Aに戦艦の主砲クラスの火力を持たせることを念頭に置いて開発された。 機首前方で力場を発生させ、その中にエネルギーを蓄積し、一気に力場を解いてベクトルを持たせたエネルギーを解放するのがその概念である。 このタイプの波動砲に物理的な射出口がないのはこのためである。 2ループMAX すべての基本となる波動砲。 水平方向に威力の高い波動弾を放出する。 雑魚に対する貫通能力を有しており、敵が群れていても的確に高耐久目標に着弾させることができる。 反面縦幅が狭く、雑魚の群れそのものを相手にするのは分が悪い。 1ループに対して2ループでの威力は丁度二倍となっており、これは多くの波動砲で共通の性質である。 よってダメージを稼ぐ場合、状況が許すならば2ループまで溜めて撃つより1ループを繰り返したほうが効率が良い。 ***スタンダード波動砲Ⅱ >スタンダード波動砲のチャージ容量・出力を強化したタイプ。 着弾時の余剰エネルギーに指向性を持たせることによって、耐久力の高い敵に対してより効率よくダメージを与えることができる。 3ループMAX ループ数が増えたスタンダード波動砲で、2ループまでの性能は全く同じ。 3ループでは1ループの3倍の威力がある波動弾を放出し、さらに着弾して消滅した際に余剰エネルギー弾が発生、収束して追撃する。 余剰エネルギー弾の威力は低く、おまけ程度のものであるが、のちのスタンダード波動砲Xにつながる伏線でもある。 ***スタンダード波動砲Ⅲ >スタンダード波動砲Ⅱについて再度出力アップを試みたタイプ。 この系統の中では最強の破壊力を持つ。 4ループMAX やはり3ループまでの性能はスタンダード波動砲Ⅱと同じ。 4ループでは1ループの4倍の威力になり、発生する余剰エネルギー弾も増えている。 またここまでくると波動弾の横幅もかなり広くなっていて範囲攻撃としても機能しなくもない。 ***スタンダード波動砲X >スタンダード波動砲の着弾時に発生する余剰エネルギーを、敵追尾性を持たせたナノマシンで集束させる機能を持っている。 2ループMAX スタンダード波動砲のマイナーチェンジ版で、着弾時に周囲の敵を追尾するエネルギー弾が発生するようになっている。 下手に攻撃するとマイナスになる状況はそれほど多くないので、単純に上位性能だと思ってよい。 ***スタンダード波動砲XX >スタンダード波動砲Xを出力アップさせた波動砲。 ナノマシンによるビームの制御機構は、後に開発される「遠隔誘導型波動砲」の基礎になった。 3ループMAX スタンダード波動砲Xが3ループまでチャージできるようになったもの。 スタンダード波動砲Ⅱの上位版のような感覚で使用できる。 ***スタンダード波動砲試作型 >スタンダード波動砲の開発段階で作成された兵器。 初期のR-9Aや、本来波動砲の装備を想定していなかった特殊ビット装備機の一部に搭載された。 1ループMAX 唯一の1ループMAX波動砲。 性能はスタンダード波動砲の1ループ版と同じ。 瞬間火力は当然劣るが、主力になる1ループの性能が変わらないので思ったほど弱くはない。