![]() 目覚めし宿命 | |||
名前 | キリク | 声 | 保志総一朗 |
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性別 | 男 | 出身 | 不明(明 / 真行山臨勝寺で育つ) |
身長 | 169cm | 体重 | 63kg |
生年月日 | 2月9日 | 血液型 | A型 |
使用武器 | 棍 | 武器名 | 滅法棍 |
流派名 | 真行山臨勝寺棍法奥伝 | 人間関係 | 幼き頃から真行山臨勝寺で育つ 詳しくは不明 |
武術寺として名をはせた臨勝寺。キリクは捨て子として寺に拾われ、幼少の頃より武を修めながら育った。
身寄りのないキリクだったが、シャンレンという少女だけは特別な存在だった。
ともに親の顔を知らない二人は、心を通い合わせながら共に修行を続け、いつしか実の姉弟かそれ以上の強い絆で結ばれるようになる。
成長し腕を上げた二人は、臨勝寺に古より伝わる「三宝」の伝承者に選ばれるまでになっていた。
そして、伝承の儀式前夜――大いなる運命が動き出す日が近づいていた。
滅法棍と末法鏡、これらはいずれも臨勝寺に古来より伝わる三宝の一つである。
本来であればキリクは滅法棍の正統伝承者となるはずであったが、イヴィルスパームが彼の運命を大きく狂わせた。
イヴィルスパームの邪気を受け止めてしまった滅法棍は、キリク自身と同様、極めて危うい状態にある。「あらゆる力を吸収する」という棍の性質が仇となったのだ。このままでは第二のソウルエッジが生まれる可能性さえある。
キリクの肉体、そして滅法棍に巣くう邪気の力を抑制しているのが末法鏡である。邪なるものを寄せ付けず、邪気を浄化する力を持つこの鏡の効能により、キリクと滅法棍は邪気に屈する運命を免れているのだ。末法鏡をキリクに託したのは、幼少の頃から修行生活を共にしてきた少女、シャンレンだった。だが姉同然の存在だったシャンレンを、キリクはその手にかけざるを得なかった……。
武門・臨勝寺の象徴である滅法棍、シャンレンの形見とも言える末法鏡を身につけ、キリクは己の運命に立ち向かう。
古来より中国では様々な武技が発展してきたが、その中でも棍術はあらゆる武術の先駆けとみなされている。棍は人間が最初に使用した武器とも言われ、拳術が体系化されるよりも早く「武術」の形を成していたのだ。
その中でも洗練された技を持つと言われたのが、臨勝寺に伝わる棍法である。
無論、身の丈ほども長さのある棍を自在に扱う技を習得するまでには長い修練を要する。しかしひとたび完成を見た棍法は、握りの自由度から遠近自在の攻防を可能とし、槍をはじめとした他の長物とはひと味違った妙味を帯びる。
忌まわしきイヴィルスパームが臨勝寺を襲ってから、キリクは常に滅法棍と共にある。臨勝寺武術最後の継承者となった彼は、厳しい修行を通じて剣聖・エッジマスターから奥伝の技を学んでいるのだ。