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水生村の池から鉤縄で上がる高台の先
消えぬ火が、くすぶり続ける松脂「火吹き筒」の強化義手忍具の作成に使える水生村を覆う森には、かつてこの松脂が取れる黒い松があり、くすぶる火は、村への道しるべであっただが、いつしか水生の者は火を忌み始めたゆえに黒松は失われ、その守り人もまた、嫌われ者である