夢を見た。
どこか知らない世界の、どこか知らない遠い国――
そこで、僕は――
主人公ルカは毎晩のように見る夢の中で、強く男らしい軍神「アスラ」となり敵軍と勇敢に戦っていた。
自分とは正反対のアスラに憧れを抱きながら平凡な日常を送るルカだったが、
ある日、「教団」に追われていた少女
イリアを救ったことをきっかけに、夢の中のアスラの力に覚醒する。
イリアは、ルカの見ていた夢は前世の記憶であり、さらに自分はアスラの恋人「イナンナ」の記憶を持つ「異能者」であると語った。
彼女は「創世力」と呼ばれる力を求める教団の大主天「マティウス」に追われているという。
異能者はその前世の力ゆえ人々に恐れられ、忌むべき存在とされていた。
アスラの力が目覚めたため、共に街を出ることにした二人はマティウスよりも先に創世力を手に入れ、平和な日常を取り戻そうと計画する。
道中、前世の記憶を持つ仲間と出会い、ルカは彼らとの前世の縁を感じながら旅を続けていく。
行く先々で次第に明らかになる前世での出来事。
全ての記憶が戻ったとき、彼らをむかえる運命とは――。