イリキア北部に広がるアステフィルスの環状連峰、その麓に築かれた地下都市。
魔導士と呼ばれる大勢の研究者が膨大な書物に囲まれて、
昼夜の別なく研究に没頭しながら暮らしている。
その昔、地下に多数の魔導器が埋まっているのが発見され、
その発掘と研究のために施設が設営された。
それが次第に発展し、やがて帝国隋一の魔導器研究の地となった。
その性質上、帝国によって厳しく管理され、許可証がなければ出入りもままならない。
そのため、周辺の街でもあまりこの街のことは知られていない。
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