そんな徹さんの役割は、職人気質な父と、ユーザーの間をつなぐ「悉皆屋」さん、つまり、現代的に表現するならディレクターです。辻さんが、かつて下請けの一切仕事を断ることに踏み切れたのは、徹さんがホームページで通販を始めたり、メゾン・エ・オブジェを初めとする海外への営業と販促を熱心に行うようになったことが、大きく影響していると言います。