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#contents
*オープニングムービー
シナリオを担当した金沢氏は、「クリアした後に、もう一度オープニングを見て欲しい」という旨の発言をしている。
これは、ムービーと歌詞に含みを持たせている……という事。
歌詞の詳細は省くが、改めて聴くと合点のいく内容になっている。
ムービーは、ゲーム内で幾つものパターンを見る事になるが、メインになる部分は同じものを使っており、この話の核となるものが次々と表現される。
オープニングで流れるムービーを元に、それを追ってみたい。
-キャスティングで「東城日沙子」と出る辺りで人間の様なシンボルが表示されるが、これはコントローラを持ったプレイヤーを現す。
-その後に現れる大きな人間は主人公。
コントローラから出ている線は、頭に直結している。
周囲に、メニューでアイコンとして使用されている持ち物が置かれている。
-主人公の背中方向に描かれているものは、住まいになる別荘。
-迷路と同時に現れる、鷹目を現す目のシンボルとラジオ?
-五芒星の様な印が描かれるとともに現れる、五人のヒロインを模した人の形。
途中、殺人鬼を現すと思しきシンボルと「大鷹」を現すと思われるシンボルも出現する。
途中、殺人鬼を現すと思しきシンボルと「大鷲」を現すと思われるシンボルも出現する。
-魅果町のシンボルである風車、そしてトンビが現れる。
-そして、魅果町の全体図とともに五人のヒロインを象徴する五色の珠が飛び交う。
左側に現れている線は禁足地だろうか?
*犯人は誰?
CENTER:誰が駒鳥 殺したの
CENTER:それは私よ 雀が言った
RIGHT:'''マザー・グース「駒鳥のお葬式」'''
**WORST END
別荘に、鷹目である未海が駆けつけた、そして息づかいから考えて、黄泉落ちした音無雪乃で間違いないだろう。
音無雪乃も腹部を刺されているため、楠瀬舞美と音無雪乃は神代壬生に刺されエンド最後に黄泉落ちした音無雪乃に襲われた可能性もある。
**沙也ルート
エピローグ後に別荘で起こった殺人事件。
舞美の誕生パーティ中に発生した……この状況で推測される事は、雪乃が黄泉落ちし、そのまま事件を起こした可能性がある。
「高校生二人の死体」と語られる状況から考えて、壬生や黄泉落ちした山城先生が犯人だった場合、雪乃の死体も残っていなければ不自然と思われるが、他のルートでは雪乃は一日前の8月30日に魅果町を出て行く事が多い。
このケースで考えると、黄泉落ちした山城先生が犯人である可能性もある。
加えて、例え壬生の逆恨みからの行動だとしても、これまで語られた犯行の手口から考えても直接すぎる。
**舞美ルート
これがもっとも判別が難しいケースだろう。
大量虐殺が発生した現場が明言されていない、高校生以外にも被害者がいると思われる説明。
25日の夏祭りで大鷲一味に殺されそうになるイベントが発生し、ミスリードを誘う展開になり、初めて遭遇した人は混乱するだろう。
「一名の失踪者」は未海なのか、或いは黄泉落ちした山城先生か……
*音無 雪乃
CENTER:風は眩暈みたいなフレイズ
CENTER:見失ったささやきは雪のように
CENTER:今はもう迷わない
CENTER:君がくれた世界をそっと抱きしめて
RIGHT:'''Brand-New World'''
恐らく、この物語における最大の謎と言っていい存在。
まず、序章の冒頭で主人公の目の前に現れる場面。
主人公は「夢でも見ているかの様だ」と語っていたが、この時点では実体のない存在……幽体の状態で黄泉人になったと思われる。
主人公……弟である空を最後まで心配していたので、その思いから憑依して、そのまま魅果町まで付いて来てしまう。
「死者は引かれあう」とは、よく言ったものである。
そして、再び主人公の目の前に現れる場面。
現れた理由を、自らの記憶を「長期休暇を取って、再び魅果町に来た」と書き換えて、今度は実体を伴って登場する。
それまでの間は幽体として潜んでいたと思われるが、ちょうど「黄泉人が現れる時期」に登場する。
現れた要因は不明だが、「生きていた頃、大切な思い人への気持ちが強い程、黄泉人になる可能性が高い」のではないか。
彼女に限り、町の外部の人間である二階堂玲衣でも発生する海水浴イベントは兎も角、大量の風車が飾られる夏祭りイベントが発生しないのは、この伏線なのだろう。
また、雪乃ルートの最後で彼女が魅果町を離れた後は一切、触れられていない。
黄泉人が魅果町以外では発生しない、及び活動できないという事であれば、彼女の末路は言うまでもなく、消滅だろう。
黄泉人を帰す時と同様に消滅するのか、再び幽体となり、夏に黄泉人として実体化するのか……
*月見里 彩芽
やまなし あやめ
CV:今井麻美
甘奈家の末裔の一人で、鷹ヶ魅神社宮司の一人娘「アヤメ」。
竜崎涼子が「お嬢様」と呼んでいた存在。
神の力を宿したと言われ、未海の祖母のあとを受け継ぐ鷹目の有力候補だった。
生まれ育った魅果町を「呪われた町」と忌み嫌い、十年前に町から出て行く。
エンディング後に魅果町に戻り、魅果高校の教壇に立ったのは、町の呪いを清算する為だろうか。