第1章 『光射す未来、反射する夢』4
*ミステリ部 部室
-写真はどれも同じ大きさだっtが、撮られた時期はそれぞれ違うようだった。
-一番古いと思われるものはかなり色あせが進んでいる。
-一番古いと思われる写真は、泣いている女の子を慰める母親の姿が写っている。&br;その写真の裏には14年前の春の日付、そのとなりに、''ドロシーとキティ''という太い文字。
-どちらがドロシーかキティかはわからないがきっと写真の二人の名前なのだろう。
-写真には他にも春の花、二人は草原に敷かれたキルト布の上にいて、おそらく食事が入っているだろうバスケットが写っていたのでピクニックだろうとテオが答える。
-天気は晴れ。なぜ女の子が泣いているのかわからない。
-その時、ココは写真の左上の青空に映る赤い点を見て、「分かったですの」と答える。赤い風船だと言う。
-レンヤがそれを聞き、ココの観察力に関心していた。
<5 へつづく>