#contents
*物語
*プロローグ
大正時代。
これは町の外れにひっそりと佇む、全寮制のお嬢様学校のおはなし。
そこは休日の外出も禁止された、まさに&color(red){“籠の鳥”};。
寂しさも楽しさも、思春期の鬱屈も共に過ごす彼女たちは、
やがて&color(red){「疑似姉妹」};なる制度を作り出した。
&color(red){お互いの一番大事なもの};を交換して、姉妹の契約をする。
卒業までの&color(red){特別な関係};。
しかしある日、「疑似姉妹」の契約を交わした二人が&color(red){心中};をした。
二人はお互いの絆の象徴とも言える&color(red){“大事なもの”};を抱きしめて絶命していたが、
教師たちはその&color(red){“象徴”};を元の所有者へと戻して事故死とした。
&color(red){死ねばずっと一緒にいられる。};
そんな思いで心中をしたふたりの絆は、&color(red){このとき容易に踏みにじられた};。
時を経て、学校は衰退し&color(red){廃校};となったが、その直後から近所からは&color(red){おかしな苦情};が相次いだ。
&color(red){何かを探す美しい女生徒};が現れ、すすり泣く声が聞こえると。
悲しくすすり泣く、少女のこんな声が…。
&color(red){カ エ シ テ};
*ストーリー
休み明けの箏曲コンクールに向けて、
夏休みの自主練習を始める神楽原女学園筝曲部の&color(red){鈴、真弥、累、麗子};の四人。
夏休みに入ってまだ間もない頃、鈴は自分の夢に見ず知らずの&color(red){「お姉さま」};を見るようになる。
特に気にもしていなかった鈴だが、
ある日&color(red){「お姉さま」そっくりの皇 有華(すめらぎ ゆうか)};が転校してくる。
彼女は一冊の&color(red){古びた手帳};を大切にしており、そこには学校にまつわる古い日記が記されていた。
&color(red){筝曲の家元の娘};ということもあり、自身も休み明けのコンクールに参加するという有華。
しかし有華は、鈴たちの演奏を聞くなり&color(red){「音楽への侮辱だ」};と足並みを揃える気も見せない。
入部早々に孤立する有華に、部長と共に頭を悩ます鈴だが、
ある時部長の下駄箱に&color(red){『旧校舎で話がしたい 皇』};とのメモが入っていた。
「話し合いをするチャンス!」と意気込む部長を鈴は見送るが、しばらくして見つかったのは、
旧校舎の2階から転落した、&color(red){血まみれの部長};だった。
鈴が見る&color(red){不思議な夢};、時期外れの転校生・有華。
神楽原女学園にまつわる&color(red){古い怪談};、幽霊が出るという旧校舎。
平穏な毎日を過ごしていた&color(red){少女たちの日常};は、絡み合う縁によって&color(red){変わり始める};。
鈴や真弥、麗子、累の四人、そして有華。
少女たちの&color(red){関係や絆};は次第に深まっていく…。
IP:10.0.0.232 TIME:"2020-05-22 (金) 18:53:13" REFERER:"https://h1g.jp/yorutomosu/?cmd=edit&page=%E7%89%A9%E8%AA%9E" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/81.0.4044.138 Safari/537.36"