ストーリー
エンジェルロックの世界
私を解き放って
女性だけが持つ特別な力「チャーム」により発展を遂げてきた平和な世界に、
「チャーム」を悪用して世界征服を目論む闇の軍勢「ブラックレギオン」が現れた。
政府は対抗すべく、特殊部隊「通称・エンジェルロック」を結成させたが、
「ブラックレギオン」が生み出した魔獣化した生物との戦いに劣勢を強いられていた。
そんな熾烈な戦いのなか戦闘に巻き込まれてしまった主人公だが、
あるきっかけで「チャーム」の潜在能力を解き放つ「伝説の力」が目覚めたのであった。
プロローグ
<はじまり>
西暦20xx年、考古学学会において新進気鋭の若手学者として注目を集めていた羽賀蔵キヨコ教授は、
自身の生徒たちを連れてマウントフジを訪れていた。
彼女達の調査対象は、数千年前に落下したとされる巨大な隕石。
その爆発の衝撃は太古において恐竜たちが死滅する原因となったとの仮説が立てられており、その実証が目的だった。
だが、羽賀蔵教授とその助手・東条和孝と鷺沼道志は落下個所の近くで謎の洞窟を発見し、そこで水晶のような物質を発見する。
彼女たちはそれを持ち帰り、大学の研究施設で分析を行うことにした。
解析の結果、発見された物質には地球上のどこにも存在しない未知の成分が含まれており、
それは石油・石炭などを凌駕するほどのエネルギーを秘めていることが判明する。
その膨大なエネルギーを有する物質は、二ホン国内だけでなく世界中の産業構造を一変するほどの効果をもたらした。
公害や自然破壊は激減し、人々の暮らしはさらに豊かになった。
人類社会は劇的な発展を遂げ、それを支えるエネルギー物質は『チャーム』と名付けられた。
そして、その発見国となった二ホンは世界でも存在感を発揮し、強大な発言力を手に入れた。
<チャームを持つ女性たち>
『チャーム』がエネルギー資源として着目されるようになった頃と前後して、世界各国で不思議な力に目覚める女性が現れ始めた。
調査の結果、彼女たちの謎の力の根源は、その身体の遺伝子に組み込まれた『チャーム』の影響によるものだと判明する。
『チャーム』は人類そのものにさえも、変革をもたらしたのだ。
『チャーム』によって超常の力を得た女性たちは『完全なる者(インテグラル)』と呼ばれ、
新人類のモデルとし脚光を浴びることになった。
しかし……
<悪の出現とエンジェルロック結成>
『チャーム』が人々の暮らしにおいて日常的かつ不可欠なものになったある日のこと――。
突然、都市部や地方の集落に異形の怪物が出現するようになった。
それは、理由もなく一般の人々――特に女性を重点的に襲い、平穏な暮らしに不安な影を落としはじめる。
その怪物達は、『ブラックレギオン』と呼ばれ、やがて社会的な脅威と化していった。
事態を重く見た二ホン政府は、対ブラックレギオン治安部隊として『エンジェルロック』を創立する。
それは、『チャーム』の力をとりわけ強く持つ女性たちで編成された特殊武装集団だった。
総司令は、『チャーム』発見の功によって絶大な地位を得た閣僚、羽賀蔵キヨコ。
そして総隊長の1人には『チャーム』の力を用いて数々の凶悪事件を解決した敏腕の警察官僚、堂島カエデが就任した。
<物語のスタート>
エンジェルロック養成学校を卒業したばかりの新人隊員、星山灯里。
彼女は突然の招集命令を受けて現場へと向かったところ、そこで倒れている青年を発見し、救護活動を開始した。
そこへ襲いかかる、ブラックレギオンの怪物達。
駆けつけてきた先輩隊員達とともに迎え撃とうとするが、数と力の差で徐々に劣勢へと追いやられてしまう。
しかし、その時突然青年の手から謎の光が放たれて……
灯里は今までになかった力を手に入れ、怪物達を圧倒する。
それを聞いた総隊長・堂島カエデは青年を対BL迎撃部隊『エンジェルロック』へと招き入れ、
問題隊員揃いでお荷物のように扱われていた第06部隊の隊長に任命した――。
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