「はぁ」 ある地方都市の丘の上に建てられた高校。 校門へと続く長い坂道を前に、 その日、3年生になったばかりの主人公「岡崎朋也」はためいきをついた。
「はぁ…」 別のためいきに振り返ると、同じ3年生の、だけど見慣れない少女が立っていた。 彼女の名は「古河渚」。 初対面の2人は、ほんの少し言葉を交わしただけで、 お互いが少し救われた気持ちになり、一人では登れなかった坂道を上がり始める…。 そこから始まる物語はその町で暮らす人々を温かく包み込みながら、未来へと続いて行きます。