エル・フィルディンの神と精霊

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始めに光と闇があった。

光のバルドゥスと、闇のオクトゥム。
相反しながらも、不可分の存在。
その永き相克の果て
大地と精霊ドゥルガーが現れた。

精霊は大地に命を吹き込み、
最後に人を創った。
光と闇、そして精霊の加護の下
人は繁栄を続けていった。

しかし、人は幼く不完全な存在。
自らの姿を求め、過度に大きくなるその営みは
大地に混乱をもたらし。
神々の秩序をも歪めてしまった。

光の世界は維持を望み、闇は破壊と再生を求めた。
そして、精霊の調停も空しく両神は相争い、
バルドゥスがオクトゥムを封じることで決着をみた。

しかし、光と闇は不可分の存在、
半身を封じたことで、バルドゥスの躯は砕け散り
やがてドゥルガーの眷族も眠りについた。