角が生えた少年イコ。 イコは、普通の子どもより丈夫。 少し高いところから落ちても尻もちをつくくらい。 少女をさらおうとする影に必死にたちむかいます。
檻の中に閉じ込められている少女。 イコと言葉が通じないけれど、イコが呼べば、そばに寄り、ついていきます。 それでも遠く離れた場所や、高い場所へは、ひとりで行けなくて、たまに首を横にふります。 イコがお城の中で迷子になったとき、ふと指をさすことがあります。 この少女はお城の中のことに詳しいようです。