鬱蒼とした森の中、人知れずその城はある・・・ その城には一人の少女が住んでいた。少女の名はミレニア。 彼女は物心のついた頃から、この城に一人で暮らし、時折城を訪れる母からいくつかの事について学んでいた。 「人間は愚かで冷酷な生き物であること」 「その人間から百個の魂を奪えば刻人になれること」 「人間を倒すため、城のトラップを使いこなすこと」 城に初めて人間が訪れたこの日、少女は19才になっていた・・・