空も高くなり、日々深まる秋。 今年も浜咲学園に文化祭の時期が訪れる。 健たちのクラスの出し物は『演劇』か『模擬店』かで票が割れている。 そして今、その決定権は健の一票にかかっていた……。 きっとどちらに決まったとしても、一筋縄には行かないだろう。 そして、決まった出し物は…… 健、ほたる、巴、鷹乃、そして翔太……。 それぞれの想いと戸惑いをいだきながら、文化祭への準備が進んでいく。 そして、胸に秘めた想いと言葉が、お互いの心を溶かしていく……。