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[2024/10/31]
プレスリリースイベントPR TIMES
『グラブル』オーケストラコンサート「GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA -SYMPHONY IN BLUE-」イベントリポート
以下、メーカー様より頂いたリリース文を掲載しております。
2024年3月に10周年を迎えた『グランブルーファンタジー(以下、グラブル)』では、去る9月21日(土)、22日(日)の2日間、8年ぶり2度目となるオーケストラコンサート「GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA -SYMPHONY IN BLUE-」を東京ガーデンシアターにて開催しました。
本記事では、9月21日(土)の昼公演の様子をリポート形式でお届けします。
イベント公式サイト
10周年記念したアニメーション映像や描き下ろしイラストなどで会場はお祝いムードに
会場となった東京ガーデンシアターは、東京都江東区の大型ショッピングシティ「有明ガーデン」内に2020年に開業した劇場型イベントホールです。今回はホールのみならず、有明ガーデン内でもオーケストラコンサートを盛り上げるための装飾が施された他、飲食店を中心としたコラボを実施しました。また、駅からホールまで向かう道中にあたるアトリウムデッキでは、10周年を記念して作成されたアニメーション映像を大型モニターで上映。道すがら、どこかうれしそうな様子でこのモニターを眺める騎空士(『グラブル』プレイヤー)のみなさんの様子が印象的でした。
エントランスを抜けた先のホワイエでは、「SYMPHONY IN BLUE」の名にふさわしく青色を中心にした装花が。さらに、『CyDesignation』の一部スタッフおよび『グラブル』イラストチームによる、キャラクターたちが思い思いにオーケストラコンサートの開催を祝う姿を描いた、描き下ろしイラストの展示が来場者を迎えました。イラストは一部を除いて、一枚一枚手描きでパネルに描き下ろしたもの。貴重なアナログイラストを間近で見られる機会とあって、イラスト展示ブースは大盛況となりました。
1日目昼公演リポート 第1部・あなたが歩んだ道のりに想いをはせて
「GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA -SYMPHONY IN BLUE-」の開幕となる1日目の昼公演、最初の曲目として演奏されたのは「始まりの風」。穏やかな緑を連想させる弦楽器の旋律上を、風のように軽やかなフルートが駆けていくこの楽曲は、主人公たちが故郷を離れてから初めてたどり着く島、「ポート・ブリーズ群島」のフィールドBGMです。主人公たちの旅の相棒となる騎空挺「グランサイファー」との出会いの舞台でもあるこの島の、柔らかな風を思わせるような音楽とともに、コンサートが始まりました。続いて演奏されたのは、「大星晶獣との戦い」「人間との戦い」の2曲。それぞれ、強大な力を持つ星晶獣とのバトルシーンと、メインクエスト 第1部・蒼の少女編終盤の「黒騎士」との対決の際に流れる楽曲です。
蒼の少女編ラストの舞台は、黒騎士(アポロニア)とオルキスの思い出の地であり、すべての悲劇と決意の始点である「旧王都メフォラシュ」。アポロニアの幼なじみである王女「オルキス」と、とある事件によって魂が失われたオルキスの身体に生まれた「もう一人のオルキス」を巡って、一行は黒騎士と戦うことになります。演奏時のバックモニターには、それらのシナリオを想起させる、アポロニアのこれまでの人生をたどるような映像が流れ、今まさに黒騎士との戦いが目の前で起こっているかような臨場感のある一幕となりました。
続いて、「アーカルムの転世」でおなじみの楽曲「セフィラへ」、そしてメインクエスト第2部・暁の空編から「ライヒェ島 -人住まう魔窟-」「ナル・グランデの罪」の2曲、計3曲が演奏されました。
「ライヒェ島 -人住まう魔窟-」では、ゲストミュージシャンとして内藤哲郎さん(和太鼓)と髙桑英世さん(笛)が参加。一見、オーケストラではなじみの薄そうな楽器に見えますが、どこかオリエンタルな雰囲気を持つライヒェ島の空気感に和楽器の音色がベストマッチ。原曲の世界観をさらに広げる見事なアレンジと演奏に、大きな拍手が沸き起こりました。
続く「ナル・グランデの罪」は、暁の空編のラストバトルとなる「ナル・グレートウォール」とのバトルBGM。ナル・グランデ空域の歴史に隠された「罪」と、それらをすべて背負い、ナル・グレートウォールと化した赤の騎士・バラゴナとの激闘を象徴する壮大な楽曲が、王道のオーケストラらしいアレンジの展開と大迫力の生演奏で会場を圧倒しました。
続いて、『グラブル』のコンポーザーである成田勤さんがピアノ演奏でゲスト参加し、「アウライ・グランデ」「Lyria」の2曲を演奏しました。メインクエスト第1部・蒼の少女編のエンディング曲である「Lyria」には、ゲストボーカルとしてヒロイン・ルリアのキャラクターボイスを担当する声優・東山奈央さんをお迎え。東山さんの透き通った歌声とこれまでの旅路の思い出、このために描き下ろされた蒼天の下満面の笑みを浮かべるルリアとビィのイラストに思わず涙をこぼすお客さまもいる中で、これまでの旅路をたどる第1部が終了しました。
第2部・イベントやマルチバトルの楽曲で 10周年の今へと繋ぐ
約20分の休憩を挟んだ後、公演は第2部へ。第2部では、過去に行われたシナリオイベントの楽曲や、マルチバトルでおなじみの曲などが多く演奏されました。第2部開演とともに演奏されたのは、8周年記念シナリオイベント「星のおとし子、空のいとし子」のメインテーマ「命のカタチ」、7周年記念シナリオイベント「STAY MOON」のメインテーマ「Last Advent」の2曲。それぞれのイベントの物語をたどるような映像とともにしっとりと、時には熱く演奏されます。12
続いて演奏された3曲は、オーケストラコンサートでは初めてのお披露目となる楽曲たち。1曲目に演奏された「ティアマト・アウラマグナ」は、2024年に実装された同名の新六属性マルチバトルのBGMで、特徴的なブルガリアンコーラスがティアマトの荒々しい風をまとった荘厳な姿を思い起こさせます。今回参加したブルガリアンコーラスの一部のメンバーは、実際にゲーム内に実装された原曲のコーラスにも参加しているとのこと。
2曲目には、空の世界を保つための“圧”にして、それぞれの元素をつかさどる“楔(くさび)”である「六竜」に挑む高難易度マルチバトル「天元たる六色の理」から、BGM「Dragon’s Circle -Hexachromatic-」が演奏されました。
次ぐ3曲目は、9周年記念シナリオイベント「…and you.」にて、シエテ(アナザーバージョン)とのバトルBGMとして初公開された「Grand Chariot」。あったかもしれない可能性をのぞき見る「演算世界」からこぼれ落ちた欠片として、これまで心強い味方だった全空最強の剣の使い手・シエテが主人公たちと敵対する存在になる……。そんな衝撃的なバトルのために用意されたこの楽曲は、普段のシエテの朗らかさや騎空団での打ち解けた様子とはかけ離れた強者の圧倒的な力と、「涯(は)て」に通じる者としての底知れなさを感じさせます。本コンサートのために用意されたシエテ(アナザーバージョン)の描き下ろしイラストの迫力も相まって壮大に仕上がった一曲に、割れんばかりの拍手が贈られました。
そして、本コンサートを締めくくった一曲は、シナリオイベント「ロボミ」シリーズの主題歌「ロボミ」。オリジナル版の歌唱を故・水木一郎さんが担当されたこともある、昔懐かしいロボットアニメを想起させる熱い楽曲です。思わず拳を握り締めるお客さまも多く、オーケストラコンサートならぬ熱気を内包しながら第2部が終了しました。
アンコール・ほろ苦い珈琲とともに これからも続く旅を想わせるフィナーレ
降り注ぎ続ける拍手の中、指揮者の栗田博文さんが再度登壇……するかと思いきや、「拍手が足りない!」と言うように観客をあおる栗田さん。栗田さんのチャーミングな一面が垣間見えるやり取りの後、「リヴァイアサン・マグナ」、さらにサプライズ登場したゲストボーカル・霜月はるかさんを迎えて、「ローズクイーン」の2曲がアンコールとして演奏されました。霜月さんのまさかの登場には、思わず息をのむお客さまも少なくなかった様子。そして続く3曲目が演奏されると思われた瞬間、不意に、果てしなく続く「蒼い空」がバックモニターに映し出されます。
──どうして、どうして空は蒼いのか
私は思った
「問い」は「願い」なのだと…… 私の、「問い」は──
上記のルシフェルのモノローグに導かれるかたちで演奏されたのは、5周年記念シナリオイベント「000 どうして空は蒼いのか Part.III」のメインBGMである、「どうして空は蒼いのか」。『グラブル』3周年から5周年にかけて描かれた、ルシフェルが造り出した天司(てんし)・サンダルフォンの葛藤と成長、そして世界の“終末”を目論む星の民・ルシファーや堕天司(だてんし)・ベリアルとの激闘を描いた「どうして空は蒼いのか」3部作。そのシナリオをたどる映像と、ゲストに髙桑英世さん(ティンホイッスル)・野口明生さん(イーリアンパイプス)を迎えて奏でられた美しくどこか哀愁を感じさせる旋律は、一杯の珈琲のように、苦々しくも愛おしく余韻を残します。 この楽曲でも、本コンサートのために描き下ろされた新規イラストが公開されました。永い歳月を過ごしたあの中庭で、ルシフェルが二つ並んだ珈琲カップを前に、わずかにほほ笑んでいる──かつて、サンダルフォンと過ごしていた日々を思わせるその光景は、モノローグで問い掛けられた、天司長としてではないルシフェル自身の「問い」でもあったのでしょうか。
アンコールの最後には、『グラブル』のメインテーマがオーケストラコンサートを締めくくります。時に軽やかに、時に激しく吹く風のように弾むストリングスに、高らかに響くトランペット──この空で出会った仲間たちや重ねた物語の記憶、数々の強敵との激闘、ゲームをプレイした騎空士のみなさんそれぞれの思い出とともに、この先も騎空挺グランサイファーは空の果てを目指して旅を続けます。
『グラブル』10周年を記念するにふさわしいオーケストラコンサートに、惜しみない拍手が贈られました。
■Day1 セットリスト
■Day2 セットリスト
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