ストーリー

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人が歴史を紡ぎ始めるより、はるか遠く遡った太古の時代、原初の神々は
この世の覇権を争い、狂乱の戦いに明け暮れていた。
そして、純然たる憎悪より産まれた『邪神』こそが、この激戦を制し世界を
完全に征服する勢いを有した。

『龍』が現れるその時まで、全ては深い絶望の淵に沈んでいた。穢れを知
らぬ大地より生まれたこの猛々しい存在が、邪神に戦いを挑んだのだ。
数限りなく打ち続いた戦いの末に、龍は邪神の軍勢を駆遂し、地底深くに
封じ去った。

すさまじい戦いの傷痕は久遠の時を経て癒され、龍の存在もまた、遠い記憶の
かなたへと追いやられた。だがそれでも、彼らの伝説は生き続けた。

不滅なる龍の血脈は、人類の中に最強者の種を蒔いた。『龍の一族』と言わ
れる氏族こそが、その血筋に他ならない。
焦一門の忍者たち、すなわち龍の一族の末裔は、現代に至るまでその宿命を
背負い続ける。
彼らは、日本の山奥深くに存続する忍びの里で、邪悪なる者共との戦いに欠く
事のできない大いなる遺産を、厳しい掟と共に守ってきた。
最たるものが龍の牙より削り出された宝刀、『龍剣』である。邪神の血に飢
えた、邪神を倒す唯一の刀を、龍の一族として絶対に失うわけにはゆかぬ。

悠久の歴史を越えて受け継がれた龍剣は今、若き忍者リュウ・ハヤブサの
手に握り締められる。さても現存するあらゆる武器の中で、最大最強の威
力を秘めるとされる龍剣だが、その真価を発揮する事態など決してあっては
ならないものなのだ。

そして、里に秘匿される闇の遺産。不吉にして危険極まりない代物が『邪神像』
である。もはや由来も定かではない。ただ、邪神を地の底に封じ、さらにま
た邪神の僕たる『四殺重鬼王』をも永劫の眠りに縛り付けた封印の鍵と伝え
られる。龍の一族は、文字通り命を賭してこの像を守り抜いてきた。

あえて顧みる事のないままに。邪神像が足着物の手に落ちることあらば、
太古の地獄が解き放たれるであろう恐怖を・・・・・。