プロローグ
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僕は普通の人だった。
育ちは良くある中流の、両親 + ひとりっ子の核家族。
勉強平均。スポーツ人並み。
成績表は三三(さんざん)だから(五段階評価)、
入試はもちろん推薦ではなく、進学先もありきたりの普通校。
鏡に映る我が顔は 「ちょっとイケてる?」 なんて勘違いすることもたまにあるけど、
写真うつりは逆に微妙で、差し引きすればそれこそそこそこ。
隣の家の幼なじみだけは 「隠れ上玉」 とか言われてて、
僕をうらやましがる物好きもいたりするけど、余計な修飾語の通り、僕には普通の地味娘に見える。
平凡。凡庸。呆れるほど普通。
これはそんな日常が、ちゃぶ台返しにひっくり返され、普通じゃなくなる物語。
晴れ、ときどき、女の子――彼女はそらから降ってきた。
飛び降りにしろ、事故にしろ、人が降ること事態が異常。
さらに彼女が言うそらは、大気圏より向こうの宇宙(そら)で・・・・・・。
普通な僕と、普通じゃない彼女の、普通じゃない日常が始まろうとしていた。
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更新日: 2018-06-18 (月) 17:00:05