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舞台は近未来。
全地球規模の人口超過と宇宙開拓の破綻が原因で、30年前に世界大戦が勃発。
人口は激減し、厚い雲で覆われた地表では、止むことの無い雨が降り続いていた。
そんな世界にある自律型戦闘マシンが跋扈する危険な都市を、一人の男が訪れた。
そして、身を隠すために侵入したビルの中で、ある施設を発見する。
プラネタリウム──昔、満天の星々を眺め人々が心を癒やした空間。
そこで彼を一人の少女が迎えてくれた。
少女の名は「ゆめみ」。
30年もの間、訪れる人が誰もなかったプラネタリウムで、客を待ち続けていた解説員ロボットだった。
彼は「ゆめみ」に乞われるまま、動かなくなってしまった投影機を直すために、時を忘れて修理を続ける。
降り続く雨のなか、静かに流れていく「ゆめみ」と彼の日々…。
遠い郷愁のような毎日が彼の心を揺り動かす。人工の星空に、彼は何を想うのか?
そして「ゆめみ」の運命は──?
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更新日: 2018-06-18 (月) 17:05:19