海峡をまたいでふたつに分かれたカプワの港のうち、東のイリキア大陸側にある街。
狭い海峡を挟んでトリム港と向かい合う。 帝都と同じ大陸の街とあって、帝国の支配が行き届いており、 帝国の執政官が常駐している。
そのため、堅苦しいなりに治安はよかったが、 よくない噂の絶えない今の執政官になってからは、 締め付けばかりが強くなり、市民の暮らしにも暗い影を落としている。
古代にはトリムとつながったひとつの巨大都市だったと言われ、 海峡の底には崩壊した都市の遺跡が横たわっているという。