クタムンの盾
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基本情報
【盾】
極端に強い盾。
真っ赤な混沌の渦の中に恐ろしい亡霊のような姿が突然姿を現し、コナンの馬は後ろ足で棒立ちになった。
それはクタムン王子であった。
腰布のみの姿で鎧は形をとどめず、
紋章付きのヘムルはへこみ、手足は血にまみれていた。
「黒い怪獣」(砂漠の魔王)スティギアのクタムン王子は恐れを知らずの伝説的な戦士であった。
その残忍な怒りは臣下の間でも有名で、
戦えば無敵ともうわさされていた。しかしこの盾が戦いで目撃されたことはなかった。
クタムン王子は戦いで盾を用いようとしなかったのだ。
母が愛する息子を守るために作らせたこの盾ですら使用を拒んだ。この出来事が、彼の過保護な母親の心を傷つけた。
「短剣で刺されて死んでも、私たちに文句は言わないでちょうだいね!」
彼女はそう言い捨てると、盾をゴミの山へ投げ入れた。
すると少年がすぐに盾を持っていってしまった。この盾を装備すると使用者の防御値が増える。
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更新日: 2018-09-17 (月) 05:52:22