ラズマの日記4
基本情報
重量 | 0.01 |
---|---|
備考 | - |
追放者ラズマの日記の一部。
巨人たちの間を歩いた。
例のスティギア人(ジャカドという名前だ)と一緒に、
ダルファル人のところから逃げた後でここを見つけた。
うまく逃げたと言っていいのかどうか分からない。
彼らはこの場所に入るのをためらっていた。ダルファル人にとっては神聖な場所なのかも。
入り口に近づくと私たちの腕輪が光り、巨大な扉のそばにある石版が、
まるで内側から鬼火が照らすように光った。
心の中に直接声が聞こえた。聞きなれない、尊大な口調だった。
声に合わせて心に映像も浮かんだ。古代都市の黒い塔の中に、威厳ある、
しかしこの世のものとは思えない生き物が住んでいた。
私はその場に倒れて気を失い、まるで黒ハスの花粉でも吸ってしまったかのような夢を見た。
夢の中で私は、彼らと共に黒い石が敷き詰められた通りを歩いていた。
彼らが原始生命と心を通わせ、覆いの外の不敬な精神について、相談するその横に座っていた。
彼らが自らの地に人間が入り込んでくるのを面白がって、次第に警戒していく様子を眺めていた。
避難所を求めてやってくる人間に対する、彼らの態度が変わっていくのを見ていた。
彼らは境界を封鎖した。捕らえた人間を奴隷とした。
人間たちを今日私たちが身に着けている腕輪でつないだ。
何時間か経ったころ、目が覚めてジャカドと夢の話をした。
どうやらジャカドは、そんな夢は見ていないようだった。
代わりに、ここから出ていけと警告する声を聞いたらしい。
どうやらここでは、いろいろなことが起きているようだ。
継父の教えから学んだ処世術以上の何かが。
きっと答えは見つかるはず。それを求める者になら。
入手方法
用途
コメントフォーム
コメントはありません。 コメント/ラズマの日記4?
|
|