上級編
上級編1-1:カウンターヒット
■1.カウンターヒット
攻撃を当てたとき,敵が普段とはことなる崩れ方や倒れ方をしたことはないだろうか。
攻撃は、当て方によってダメージや相手に与える効果が変化するのである。
これをカウンターヒットと呼ぶ。
カウンターヒットについて理解することで、より多くのダメージを与えることができるようになるだろう。
■2.主なカウンターヒットの種類
カウンターヒットの主な種類としては
「アタックカウンター」や「ランカウンター」がある。
アタックカウンターは敵の攻撃が出る前にこちらの攻撃をヒットさせると発生するものだ。
ダメージが向上し,技によっては相手の体勢がより大きく崩れ、コンボを決めることも可能になる。
ランカウンターは敵の↘,↓,↗,,↑方向への移動に横斬りを当てることで発生する。
(→方向への移動にヒットさせた場合はランカウンターにはならない)
また、↙,←,↖方向への後方移動にヒットさせる場合は縦斬りであってもランカウンターが発生する。
相手の逃げ道を適切に予測して技をくりだし、カウンターヒットを狙うのだ。
■3.インパクトカウンター
特殊なカウンターヒットとして「インパクトカウンター」というものもある。
敵のガードインパクトやリバーサルエッジに受け流すことができない攻撃をヒットさせると起こるものだ。
ブレイクアタックはインパクトカウンターを狙うのに最適と言えるだろう。
上級編1-2:ヒット確認
■1.攻撃の当たり方を確認しよう
コンボ始動技の中には、カウンターヒットしたとき限定でコンボを決められるものが存在する。
こういった技を狙う時は、攻撃がカウンターヒットしたことを視認してからコンポを入力する必要がある。
このテクニックを「カウンターヒット確認」と呼ぶ。
カウンターヒット確認のコツはヒット時の火花エフェクトを見ることだ。
ノーマルヒッh時は黄色い火花が散るが、カウンターヒット時は赤と青の火花が混ざるようになる。
攻撃を出すときは火花の色に注目しておき、カウンターヒットを確認できるよう練習しよう。
■2.ヒット確認をマスターしよう
攻撃がヒットしたのか、ガードされたのかを確認する「ヒット確認」も強くなるための重要テクニック。
ヒット時は継続して攻め続け、ガード時は即座に防御体勢をとることができれば、格段に強くなれるだろう。
■3.トレーニングモードを活用しよう
ヒット確認は高度なテクニックであるため、実戦でいきなり狙うのは難しい。
まずはトレーニングモードで練習してみるのが良いだろう。
相手キャラクター設定を「ランダムすべてガード」にすればヒット確認の練習ができる。
カウンター設定も「ランダム」にすれば、カウンターヒット確認も含めた練習ができるぞ。
上級編2-1:状況を把握せよ(時間的な優劣)
■1.同時に攻撃を出し合えば、早い技が勝つ
それぞれの技ごとに、相手にダメージを与えるまでの時間は様々だ。
早く当たる代わりにダメージの小さな攻撃もあれば、大ダメージの代わりに当たるまでが遅い技もある。
本作では、早い技と遅い技を同時に出し合った場合は、早い技のほうが勝利する。
動作途中で攻撃をくらった側はひるんで攻撃を中断させられてしまうためだ。
■2.先に動き出せる状況をつくろう
ところが、実戦では両者が同時に攻撃を出し合う状況はまれである。
攻撃をくらってひるむと、体勢を立て直すのに時間がかかり、次の行動を開始するのが遅れてしまう。
これが「硬直」と呼ばれているもので、攻撃を当てた側は、攻撃を食らった側より硬直が少ない――つまり、相手より先に動き出すことができるのだ。
先に動き出すことができれば、遅くて大ダメージの技でも、敵の早い技に勝つ可能性が高まる。
そのため、より一層自分の出したい攻撃を出しやすくなると言えるだろう。
■3.ガードに成功すると…
攻撃がヒットした場合は、当てた側が先に動くことができる場合が多い。
反対に攻撃をガードした場合は。ガードに成功した側が先に動くことができる傾向にある。
敵の猛攻は、落ち着いて一度ガードしてから、早い技を出して対処するとよいだろう。
「攻撃がヒットしたら自分のターン」、「ガードされたら相手のターン」と考えると覚えやすい。
ただしブレイクアタックなど、攻撃の中にはガードさせた側が先に動くものもあるので注意が必要だ。
上級編2-2:状況を把握せよ(空間的な優劣)
■1.空間を制する者は時間を制す
接近戦に限定して考えれば、早い技は遅い技より先にヒットし、敵をひるませる。
この時間的優劣は勝敗を決する重要な要素ではあるが、実戦では常に接近戦というわけではない。
リーチが短い技は遠距離戦では届かない。
ヒットしなければ、いくら技が早くても無意味なのである。
■2.技を出す前に、間合いを確認しよう
技を上手に使いこなすには、ヒットするまでの早さと、リーチの長さ、この二つを把握することが重要だ。
自分がヒットさせたい技はどの間合いから出せば届くか。
敵の主力技はどのくらいのリーチなのか。
技の間合いを知ってから戦うことで、空間的な優劣が判断できるようになるだろう。
■3.間合いとリングを見て戦おう
各流派には、それぞれの武器に応じた得意な間合いがある。
遠距離が得意な流派は、敵の技が届かない間合いから一方的に攻撃を当てて勝つのが目標だ。
近距離が得意な流派は敵の牽制がぎりぎり届かない間合いを保ち、空振りの隙を突くように動くとよい。
両者の距離を常に観察することで、流派の強みを生かした戦いができるようになるはずだ。
また、リング端や壁がどこにあるか確認する癖をつけよう。
敵の背後に壁があれば間合いを離すことができず、攻撃の空振りを恐れることなく攻められるからだ。
上級編3-1:近距離かけひき・有利な側
■1.カウンターヒットを狙おう
近距離で先に動き出せる状況では、最初に狙うべき技はカウンターヒット時にコンボ始動技になる攻撃だ。
アタックカウンターやランカウンターを狙うなら、自分が先に動ける状況で狙うのが最も成功率が高いぞ。
戦術指南や技表を確認し、カウンターヒットで大ダメージを与えられる技を把握しておくとよいだろう。
■2.ガード崩しを狙おう
カウンターヒットを警戒する相手は、ガードを固めて体力を減らさないようにするはずだ。
この局面では中段攻撃と下段攻撃を組み合わせてガードを崩す攻め方をするのが最も効率的だ。
ダメージがより大きいのは中段攻撃なので、当然ながら中段攻撃は警戒されやすい。
まずは下段攻撃や投げ技を多く狙い、敵がしゃがみガードを選びたくなるよう仕向けよう。
■3.攻めを継続する工元をしよう
接近戦では、自分が攻めるチャンスをなるべく多く作るように工夫するのがコツだ。
例えばA.A.Aという連携攻撃があれば、毎回最後まで出し切るのではなく、A.Aで止めてみるのも効果的だ。
敵が三段目を警戒してガードするところに、投げ技など敵が予想しない技を出すとヒットさせやすい。
反対に、こちらが二段目で止めると相手が考えているなら、三段目がカウンターヒットするはずだ。
「途中止め」と「出し切り」を使い分け、チャンスが継続するような攻めを組み立ててみよう。
上級編3-2:近距離かけひき・不利な側
■1.リバーサルエッジで攻撃をさぱこう
近距離で敵が早く動き始める不利な状況では、攻撃の出し合いに応じるのは得策ではない。
敵がカウンターヒット狙いの攻撃を出してきたら、それを食らって致命的なダメージを受けてしまう。
まずはリバーサルエッジを使い、上中下段すべてさぱいて反撃を加えるのが賢い一手といえるだろう。
■2.冷静なガードから反撃を狙おう
大ダメージのコンボ始動技は、ガードすれば大きな隙ができることが多い。
冷静にガードを固め、大振りな攻撃をガードしたら出の早い技を振って反撃しよう。
ただし、敵の攻撃が二段三段と続く連携攻撃の場合は、反撃をつぷされてしまうこともある。
ガード耐久値が少ない状況では、ガードクラッシュさせられてしまう危険性もあるため注意しよう。
■3.さまざまな防御方法を身につけよう
リバーサルエッジやガード以外にも、相手の攻撃を防ぎ、反撃のチャンスを作る方法がある。
上段攻撃や投げ技はしゃがみガードで空振りさせることができ、その隙をついてコンボ始動技で反撃できる。
中段攻撃の多くは縦斬りなので、8WAY-RUNで回避すれば、やはりその隙にコンボを決めることができる。
相手の攻め方に応じて、しゃがんだり横に移動したりして空振りを狙うのは非常に重要な戦術と言えよう。
もちろん、攻撃タイミングを正確に予測できるならガードインパクトで弾き返すのも悪くないぞ。
上級編4-1:中距離かけひき・牽制
■1.中距離では。リーチの差がものをいう
バトル開始時の間合いはお互いに離れているので、流派によっては相手に届く技を持っていないことがある。
流派ごとの得意・不得意が現れるこの間合いを「中距離」という。
近距離の攻防は時間的な優劣が勝負のカギになるが、中距離はむしろ空間的優劣のほうが重要になる。
リーチの長い流派は自分の攻撃だけが一方的に届く間合いをキープすることを狙う。
短い流派はそれをかいくぐって、なんとか接近戦に持ち込もうとする。
そこで。まずは自分と相手の流派のリーチに注目するとよいだろう。
■2.「牽制」戦術について
中距離を得意とする流派は、近距離へ寄られる前に相手を倒すことが可能だ。
そのためには接近する相手にダメージを与えて追い返す必要がある。
リーチが長く、攻撃の発生が早く、攻撃後の隙が小さな技がこの用途に向いている。
こうした技を使って相手の接近を妨害するのが「牽制」戦術だ。
■3.「牽制」を上手に出すコツ
牽制技を出すとき最も重要なことは、自分の流派の牽制技がどこまで届くか、そのリーチを知ることだ。
先端がぎりぎり相手に触れるように出すと、相手は届くと思っていなかった距離で攻撃を食らうことになる。
何度か素振りをして技のリーチを覚えて、ちょうどいい間合いで繰り出すように練習しよう。
上級編4-2:中距離かけひき・反撃狙い
■1.「牽制」をかいくぐって近づくには
近距離が得意な流派で戦うとき、苦労するのがリーチの長い敵の「牽制」だ。
牽制技をかいくぐって近距離戦を行うには、まずは前進とガードの使い分けをするのがよいだろう。
相手に向かって進んでいき、攻撃が来るタイミングで立ち止まってガードする。
ガードに成功すると先に動けるので、その時間差を利用してまた進む……という繰り返しを行うのだ。
しかしこの動きだけではガードに失敗してダメージを受けてしまい、逆転が難しくなることも少なくない。
■2.「牽制」戦術に有効なのは「空振り狙い」戦術
そこで牽制戦術を倒すために最も効果的なのが、敵の牽制技を空振りさせて隙を突く「空振り狙い」戦術だ。
前進とガードの使い分けでは、接近に成功してさらにガード崩しをヒットさせなければダメージにならない。
しかし空振り狙い戦術なら、牽制技の隙に直接コンポ始動技を叩き込むことができ、一気にK.O.が狙えるのだ。
■2.空振りの隙を突くコツ
空振り狙い戦術を成功させるには、敵の牽制技のリーチを知ることが大切だ。
届くか届かないかの境界線に位置取り、技が出るより一瞬早く横や後ろにかわす動きをしよう。
また、回避に成功したら即座に反撃技のコマンド入力をしなければ間に合わない。
空振りを見てからではなく、何か攻撃を出したのが見えた瞬間にボタンを押すくらいでちょうどよい。
上級編4-3:中距離かけひき・ガード崩し
■1.空振り狙いの相手には近距離戦を挑もう
牽制技が一発ヒットするよりも、空振り狙い戦術でコンボが一回決まるほうがダメージは大きい。
そのため実戦に慣れてくると両者ともに相手の空振りを誘おうとして技を出さなくなる局面もある。
近距離が得意な流派にとってはまさにこの瞬間こそ接近するチャンスだ。
一気に駆け寄り勝負を決めよう。
■2.接近したら、即座にガード崩しの技を打とう
間合いを詰めたら、まずは投げ技や下段攻撃を繰り出して相手の立ちガードを崩すのがおすすめだ。
こちらが駆け寄ってくるのを見て警戒する相手は、多くの場合立ちガードを固める傾向があるからだ。
もし投げ技を出す前に牽制技を出してくるなら、突進しながら攻撃する→→コマンドの技でつぶすとよい。
牽制技が出される一瞬前に「空振り狙い」の動きに切り替えるのも有効だ。
■3.中距離戦独特の三すくみを意識しよう
中距離戦は「牽制」戦術、「空振り狙い」戦術、そして接近からの「ガード崩し」で三すくみになっている。
相手の牽制技で近づけない場合は、がむしゃらに前進するのをやめて空振りを狙うようにしよう。
相手がこちらの空振りの隙を狙っている場合は牽制を出さずに間合いを詰めてガードを崩しにいこう。
そして相手が距離を詰めようと接近してくる場合は牽制技を出して追い払うようにしよう。
この三つを頭に入れ、状況に応じて使い分けられるようになれば、熟練者の仲間入りと言えるだろう。
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